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OSS愛あふれる「Microsoft Connect」レポート 第1回

Azureで「MariaDB」のフルマージドのPaaSを提供

マイクロソフトが「MariaDB Foundation」にプラチナメンバーとして参画

2017年11月16日 00時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 マイクロソフトは米国時間11月15日、ニューヨークで開幕した開発者向けイベント「Microsoft Connect 2017」において、オープンソースのRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)「MariaDB」の開発を統括する非営利団体「MariaDB Foundation」に、プラチナメンバーとして参画することを発表。併せて、Microsoft AzureでMaria DBをフルマネージドのPaaSとして提供することを明らかにした。

 MariaDBは、MySQLから派生したオープンソースのRDBMS。Sun MicrosystemsがMySQLを買収し、さらにOracleのSun Microsystems買収によってMySQLの開発がOracle主導になって以降、ベンダー色のあるオープンソースを倦厭するユーザーがMySQLからMySQL互換のMariaDBに移行する流れがある。例えば、Red Hat Enterprise Linux(7以降)、Fedora(19以降)など代表的なLinuxディストリビューションが、標準データベースとしてMariaDBを採用している。

 マイクロソフトは5月の「Build 2017」で、AzureでMySQLとPostgreSQLをマネージドのPaaSとして提供することを発表していた。今回、MySQL、PostgreSQLに続きMariaDBをオープンソースDBサービスのラインナップに加えたわけだが、特にコミュニティ開発の理念とオープン性を重視するMariaDBのユーザー特性を考慮し、Azure PaaSへのインテグレーションに際してMariaDB Foundationへ参画したようだ。

 最近のマイクロソフトは、2016年3月にEclipse Foundationに参加、2016年11月にLinux Foundationにプラチナメンバーとして参加、2017年6月にCloud Foundry Foundationに参加するなど、OSSコミュニティへの参画に積極的だ。同社によれば、マイクロソフトは2000以上のOSSプロジェクトに参加しており、1万人以上の従業員がOSSにアクティブに貢献しているという。

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