このページの本文へ

行く前にこれで予習&行けないヒトも回った気になれるよん

東京モーターショー2017 詳細レポート=日本メーカーもEVへ急ハンドルを切るのか!?

2017年10月28日 09時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou)+ アスキー自動車部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷


 10月28日から東京ビッグサイトで一般公開が始まる「東京モーターショー2017」の様子をオレ的視点で巡回していきます~~!!

 今年もジュネーブやフランクフルトのモーターショーを記事にした.欧州ではイギリスやフランスの急激なEV化政策をうけて、各社EVモデルへの傾斜が非常に大きくなっている.

 日本のメーカーは出遅れたなどといわれるが、トヨタはHVで先行しているし、ホンダと日産はすでにEVメーカーであり、アセリは感じない.

 今回の東京モーターショーは海外メーカーがドイツとフランスのみの出展で若干寂しさが漂った.前回(2年前)はイタリアやイギリスも出展していたので、バラエティー感は下がったが、どっこい世界の3割のクルマを作っている日本メーカーの最新技術が満載で、とっても楽しショーであることに変わりはないのだっ!!

TOYOTA

Toyota
全技術を持つ強さで余裕の展示

 HVにPHEVはもちろん燃料電池車も市販しているトヨタは、現行車両を元にした現実的なコンセプトモデルから、未来型まで、さすが日本のクルマの盟主という貫祿の展示.バッテリーとモーターの技術はきちんと持っているのでEVウェーブにもアセリはない.豊田社長は各社のブースをまわって記念写真を撮りまくるサービスも行っていた.

センチュリー

 まずはVIP御用達の「センチュリー」の新型です.2018年中頃に発売予定で、もちろん鳳凰のエンブレムは健在.V8・5.0Lのハイブリッドシステムを搭載しています.巨大に見えますが、ホイールベースは3090ミリ、全長は5335ミリと、欧州のFセグメントより少し大きいくらいである.

GR HV SPORTS

 環境にやさしいスポーツカーとして「GR HV SPORTS」というコンセプトカーを世界初公開しました.マットブラックの塗装が強そうで、カッコイイですね.駆動はFRの2シーターで、全長は4395ミリ、駆動用バッテリーはシート後部に搭載して運動性能に貢献しているそうです.オートマチック車ですが、シフトノブがあったり、その中にスタートスイッチを仕込んだり、楽しいデザインです.

JPN TAXI

 直前に発表した「JPN TAXI」も当然乗ってみました.客席のシートはスワリ心地がよかったです.ロンドンタクシーを意識しすぎな感じもありますが、低くてフラットなフロアと大開口のスライドドアがとても乗り降りしやすかったです.駆動はたぶん初の「LPGエンジンを使ったHVシステム」でお値段は約330万円よりとなっております.

愛i

 「愛i」は人工知能を搭載することで人を理解し、人とクルマがパートナーの関係となる、モビリティ社会の未来像を具現化したコンセプトカー.未来の「愛車」を目指すものだ.

Fine-Comfort Ride

 燃料電池車を想定した自由なレイアウトと大電力量を活かすプレミアムサルーンの未来形というコンセプトモデル「Fine-Comfort Ride」.ホイールベースは3450ミリもある.

Tj CRUISER

 SUVをよりワンボックスに近づけたカタチがこの「Tj CRUISER」で、助手席側の全シートを倒すと、約3メートルのフルフラット空間が生成される.ハイールベースは2750ミリで全長は4300ミリ、全高は1620ミリで、次世代TNGAプラットフォームを想定しており、2Lエンジン+ハイブリッド.

SORA

 こちらは2018年に発売予定の燃料電池バス「SORA」で、2020年には東京都を中心に導入されるという.

レクサスはトヨタと別のブースで、最上位セダンLSシリーズの未来形「LS+」というコンセプトカーを展示した.
2020年をめざして自動運転で高速道路を走行することを目指している.
コンセプトカーのような最上位クーペ「LC」も人気の的だ.



NISSAN

NISSAN
オーナーがバカンスに行っている間、社会のために働くクルマ

 日産はHVやPHEVを飛び越えて推進している「EV」をアピール.バッテリーとモーターのみ搭載したピュアEVの「新リーフ」をブースの最前列に並べていたので、海外メディアが群がっていた.

新リーフ
モーターや充電口もお披露目中
セレナ e-POWER

 また、「新ノート」で好評の、発電機付きEV「e-POWER」をワンボックスのセレナに展開.2018年春に発売することを発表した.

ニッサンIMx

 コンセプトカーの「ニッサンIMx」はインテリジェント・モビリティを具現化したクルマで、EVを使った完全自動運転自動車のデザインである.例えば、自動運転で空港に向かい、到着後は無人運転で駐車場を探して駐車し、オーナーが旅から戻る日時に合わせて無人運転で迎えに来る.駐車している間は大容量バッテリーを活用し、Virtual Power Plant(VPP:仮想発電所)の一端を担い、スマートなエネルギーマネジメントに貢献する.オーナーがバカンスに行っている間も、社会のために働くクルマなのである.

ニッサンIMx

 また、日産は、EVによるフォーミュラーカーレース「フォーミュラーE」への参加を発表.新たなシャシーとバッテリーが導入される予定の2018年末に開幕する第5シーズンより参戦する.




HONDA

HONDA
コンセプトカーでEV化技術をアピール

 ホンダもすでにHVや燃料電池車を市販しているので、コンセプトカーでEV技術をアピールしつつ、現実モデルとしてPHEVセダンを見せた.

米国に続いて日本でも発売が決まったクラリティPHEV

 クラリティは燃料電池車として開発されたものだが、現在はEVとPHEVも加わった3種のマルチプラットフォームとなり、北米で先行発売される.日本ではPHEVを2018年夏に予定しており,実車を展示していた.プリウスPHEVより上位ランクのプレミアムセダンとして発売となる.

クラリティPHEV このデザイン、燃料電池車のコンセプトカーだったころから大好きです
クラリティPHEV バッテリーをたくさん積むみたいなのでお高めかもしれませんね~~欲しいです
Honda Sports EV

 人とクルマの一心同体をもたらすコンセプトモデル「Honda Sports EV」.所有する喜びと愛着が感じられる、次世代のスポーツカーデザインを目指しています.

ホンダが市販を予定している電動バイク「PCX ELECTRIC」

 スーパーカブの生産台数1億台記念のゴールドモデルをはじめ、バイクのコンセプトモデルも多数展示.市販予定の電動やハイブリッドバイクも発表となった.




MAZDA
エンジン技術とデザイン力で観客を圧倒

マツダ「SKYACTIV-X」

 マツダはHVやEVではなく、優れたエンジン技術と、「魂動」をテーマとした独自のカーデザインで好調だ.世界初のガソリンエンジンによる圧縮着火を実現した「SKYACTIV-X」も発表し、さらなる環境性能と動力性能の向上を目指している.EVに関してはトヨタと合弁会社を設立して開発していく姿勢だ.

魁(KAI)

 KAIコンセプトは、マツダが進めている次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」と、次世代構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」を採用した、究極の内燃機関車デザインである.ホイールベースは2750ミリで全長は4420ミリ、全幅は1855ミリでFF駆動の4人乗りハッチバックだ.

VISION COUPE
VISION COUPE

 「VISION COUPE」は次世代モデルのデザインビジョンモデルで、「新たなエレガンス」を表現する4ドアクーペである.アテンザのもうひとつ上のモデルとしてぜひ実現して欲しいですね.

VISION COUPE

SUBARU
運転支援技術と新プラットフォームで攻める

 スバルもHVやEVは持っていないが、アイサイトを始めとする運転支援技術と、新プラットフォームを採用したインプレッサが昨年カーオブザイヤーに輝いた.

VIZIV Performance

 今回公開されたコンセプトカー「VIZIV Performance」もその延長線上にあるもので、電気モーターは積んでいない.水平対向エンジンとAWDを基本として走る愉しさを表現したスポーツセダンである.ホイールベースは2730ミリ、全長は4630ミリで全幅は1950ミリとかなり幅広い.

IMPREZA FUTURE SPORT Concept
XV FUN ADVENTURE Concept

SUZUKI
コンセプトカーのいいお手本を見せてくれた

e-SURVIVOR

 スズキのコンセプトカーは「e-SURVIVOR」で、その名のとおりバッテリーとモーターを搭載した4WDであり、未来のコンパクトSUVである.EVの高トルクはオフローダーにも向いているというカタチでとてもわかりやすいし、とてもカッコいいのである.透明のドアもなんと電動なのだった.

e-SURVIVOR
e-SURVIVOR

MITSUBISHI
SUV+EVのコンセプトカーを初公開

e-EVOLUTION

 三菱のコンセプトカーは「e-EVOLUTION」で、4輪駆動で大地を走り回るEVである.フロントに1基、リアに2基のモーターを搭載した新開発の「デュアルモーターAYC」を搭載.もちろんAIによるドライブアシストも積んでいます.

e-EVOLUTION
e-EVOLUTION



DAIHATSU

DAIHATSU
これぜひ作ってくださいお願いします!!

手前がDN COMPAGNOで奥が54年前に販売していたコンパーノである

 四角いコンセプトカーと並んで、あっと驚くステキなクーペが並んでいるではないですか.こちら「DN COMPAGNO」(コンパーノ)という名前のちょっとレトロを意識した4ドアクーペです.はいはい、1963年発売の「コンパーノ」の継承モデルですね.ダイハツですからもちろん1000ccターボと1200ccのハイブリッドも想定しているそうです.外観とは違って、コックピットはとっても現代的でそのギャップも楽しそうです.

DN COMPAGNOはイマ風のゴツさのない素直なラインがとってもキレイなデザインなのだ.
DN COMPAGNOのコックピットはイマ風だけどキレイなのでOK!!
ダイハツとしては単なるコンセプトとおっしゃっていますが、ぜひ製品化してほしいので、みんなも会場で「欲しいです」と言ってくださいね...



YAMAHA

YAMAHA
ライダーロボとEVバイクがカッコよすぎ

CROSS HUB

 ヤマハはバイクを積んで遊びに行くための「CROSS HUB」や発電専用エンジンと電気モーターを搭載した小型4輪「MWC-4」、後輪にモーターを内蔵した電動バイク「MOTOROiD」、そしてすでにサーキットでプロとバトルしている「MOTOBOT」のVer.2.0を展示していた.

CROSS HUB
MWC-4
MOTOROiD
MOTOBOT

BRIDGESTONE
エアフリータイヤの自転車に試乗

エアフリー

 ブリジストンは空気の充填を不要にする「エアフリー」のコンセプトを実際の自転車でデコボコ道を試乗させてくれた.空気式タイヤとはちょっと感触が違うが、きちんとショックを吸収してくれる.他社でも同様のタイヤを自転車や自動車用として参考出品しており、すでに実用化しているランフラット(パンクしても一定距離走行できる)タイヤの次のメダマとして注力している.

ブリジストンの「POTENZA S007」を標準タイヤとして装着しているDB11が展示されてました~~
DB11を展示してくれたブリジストンに感謝です!!

海外メーカー
フランクフルト公開モデルを持ち込みです~

 主な海外メーカーとしては、メルセデス、BMW、アウディ、プジョー・シトロエン、VWにポルシェが出展していた.コンセプトモデルはフランクフルトで発表したものがほとんどだったが、もちろん日本では初お目見えである.

メルセデスはフランクフルトで発表したハイブリッドスポーツとEVシリーズを公開した.
AMG Project One
スマートのEV化も積極的に進めている.



こちらはBMWのZ4コンセプト.カッチョよかったですよ~~
こちらはなんと8シリーズコンセプト.このカタチで復活するんなら欲しいですね~~



アウディがやはりフランクフルトで発表したレベル4の自動運転車「Elaine」を公開.
R8V10plusも大人気でしたよ~
フラッグシップセダン「A8」にはレベル3の自動運転を搭載する.



プジョーは5008を前面でアピールです.
シトロエン(DS)も大型SUV「DS7」を発表しました~



VWもフランクフルトで公開した、なつかしのバンのEV版をもってきました
VWの最上位セダンとなるArteronも上陸です.



ポルシェは前面になぜかクラシックな356スピードスターを展示.かっちいいんですよこれが.
こちらはセダンの新型パナメーラのワゴン版であるスポーツ・ツーリスモですね.



こちらはハーレーが展示していた3輪バイクで、普通免許(ただしMT)で乗れるそうです.
そしてこちらはBRPの3輪バイクで、こちらは普通AT免許で乗れます.ヘルメットつけなくてもつかまりませんが安全のため装着しましょうね...

 というわけで、後半が駆け足になってしまいましたが、東京モーターショー2017は11月5日(日曜日)まで東京ビッグサイトで開催しています.ぜひみなさんもみに行ってくださいね~~

■関連サイト

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

ASCII.jpメール アキバマガジン

ピックアップ