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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第532回

寒くなったら布団の中や車の中の猫に注意!

2017年10月30日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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寒くなってくると、日なたが恋しくなる猫。太陽の位置が低くなり、日差しが室内に入るようになるのもポイントが高い(2016年11月 オリンパス OM-D E-M1)

寒くなってくると、日なたが恋しくなる猫。太陽の位置が低くなり、日差しが室内に入るようになるのもポイントが高い(2016年11月 オリンパス OM-D E-M1)

 あったんだかなかったんだかよくわからない夏が終わり、秋が来たと思ったらいきなり冬っぽい寒さがやってきて、買ったばかりのGoogle Homeに「ねぇ ぐーぐる、今日の気温は?」とついたずねてしまう昨今ですが、みなさまいかがおすごしでしょうか。

 「Ok、Google」っていいづらいし、日本ではそうそう「Ok」って言わないので「ねぇ ぐーぐる」という呼びかけも使えるようにしたのは英断だったと思う。

 実際、口を動かしてみればわかるけど「Ok」より「ねぇ」の方が発声が楽なのだ。

 でもGoogle Homeよりアテになるのは猫である。

 現金なもので、猫が廊下や部屋の北の端の床の上でごろんとしてたら「暑い」、日なたにやってきてごろんとしてたら「寒い」である。

 冒頭写真のように2匹とも日なたへやってくる。

 今年(2017年)はさらに1ヵ月早く、10月にその姿を見せてくれた。

 日差しが恋しい季節がやってきたのだ。

暖かい南の窓際に陣取る2匹。地面スレスレから猫目線で。窓が汚れてるのは台風のせいです(2017年10月 富士フイルム X-T2)

暖かい南の窓際に陣取る2匹。地面スレスレから猫目線で。窓が汚れてるのは台風のせいです(2017年10月 富士フイルム X-T2)

 ああ、もう冷えてきたのだなあ、厚手の上着を出してこなきゃ、という基準になる。

 もっと寒くなったり、天気が悪くて日差しが入らなくなると、「猫バンバンプロジェクト」の出番だ。

 2015年の秋に日産がはじめた「#猫バンバン」。

 冬になると外猫が暖を求めてクルマのエンジンルームに入り込んで寝てることがあるので、乗る前にボンネットをバンバンと叩いて猫がいないか確認しましょうって話だ。

真冬、寝ぼけまなこで車の下から這い出てきた猫。エンジンルームに隠れていたわけではないけど、その辺は「画像はイメージです」ってことで(2014年1月 オリンパス Stylus 1)

真冬、寝ぼけまなこで車の下から這い出てきた猫。エンジンルームに隠れていたわけではないけど、その辺は「画像はイメージです」ってことで(2014年1月 オリンパス Stylus 1)

 実際、発進しようとしたら「あれ? 猫の声がしない? もしや」ってんでボンネットを開けてみたら猫の声がするんだけど、ビビって出てきてくれなくて、救出に苦労したって話も聞いたことがある。

 猫好きの人だったので笑いながら話してくれたけど、そうじゃなかったら「猫のせいで出発が遅れた」と怒ってたかもしれない。

 実は家でも「猫バンバン」は必要なのである。

 猫が布団の中に潜り込んで寝てるのだ。

 うちはコタツがないからか、寒くなると猫が布団に潜り込むのである。潜り込む瞬間を写真に撮りたいと思ってるのだが、人が見てないとこでこっそり入り込むので、うまくいかないのである。

 こんな感じである。

明らかに不自然にこんもりしてる毛布。この中に……たぶん2匹いる(2016年11月 アップル iPhone 7 Plus)

明らかに不自然にこんもりしてる毛布。この中に……たぶん2匹いる(2016年11月 アップル iPhone 7 Plus)

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