東芝ダイレクトで販売中の「dynabook RZ83/C」は、オフィスワークや家庭での利用に十分な性能を持っている(関連記事)。では、もう少し負荷の高い使い方だとどうなのだろうか。そこで、いくつかのベンチマークを実施してみた。
まず、総合的な力を見るベンチマーク「PCMark 8」と「PCMark 10」の結果は以下のようになった。いずれもゲーミングノートには劣るものの、一般的なノートパソコンとしては高い性能だというのがわかるスコアが出ている。
一方で、GPUはCPU内蔵のインテル HD グラフィックス 620を採用しており、強化されていない。グラフィックスの性能はどうなのか、こちらもベンチマークをみていこう。
まず、CPU性能とグラフィックスの描画性能をはかる「CINEBENCH R15」を実行してみたが、「OpenGL」が39.36fps、「CPU」が356cbという結果になった。CPU性能は悪くないが、やはりグラフィックスの描画性能はあまり伸びない。
3D性能をはかる「3DMark」は、「Time Spy」と「Fire Strike」のスコアを見てみると、こちらも平凡なスコアだ。Blu-rayコンテンツを楽しむ程度ならば問題ないが、重めの3D描画が必要になるゲームなどは厳しそうだ。
3Dゲームはタイトルを選べばプレー可能!
3Dゲームはどうだろう。「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」は、1920×1080ドット、ウィンドウモードで実行したところ、最も負荷の低い「標準品質(ノートPC)」でも「設定変更が必要」という評価になってしまった。
しかし、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.4k」を、同じくフルHD解像度のウィンドウモードで実行してみると、「グラフィック設定」が「最高品質」では「やや重い」という評価になったものの、「低品質」「標準品質」では「普通」という結果になった。
ゲームは、タイトルと設定次第である程度遊べそうだ。3D動画の制作などせず、ゲームも少しは楽しみたいという程度の使い方ならば不満はないだろう。
なにより、これだけの性能を13.3型ディスプレーのモバイルノートが持っているというのがポイントだろう。据え置きで利用するような大型ノートパソコンにも引けを取らない性能で、1台ですべてを済ませたいという人にも対応できる。デスクと外出先でマシンの使い分けをせずに作業をしたい人にオススメだ。
Room1048/東芝ID会員(無料)なら、直販価格17万4960円!
東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。たとえば、Core i7-7500U、16GBメモリー、512GB SSDを搭載する「dynabook RZ83/C」の場合、東芝ダイレクトの直販価格は19万2240円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は17万4960円(10月25日現在)となっている。
このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートパソコンの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!
dynabook RZ83/Cの主なスペック | |
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CPU | Core i7-7500U(2.7GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 4GB/8GB/16GB |
ストレージ | 1TB HDD/1TB ハイブリッドHDD/256GB SSD/512GB SSD |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット)、ノングレア |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ/Blu-ray Discドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.0端子×3、HDMI出力端子、ミニD-sub 15ピン、有線LAN端子、ブリッジメディアスロット |
内蔵カメラ | 約92万画素ウェブカメラ |
サイズ/重量 | およそ幅316.0×奥行229.0×高さ17.2~21.4mm/約1.32kg~1.44kg |
OS | Windows 10 Home(64bit)/Windows 10 Pro(64bit) |