凸版印刷(株)が27日発表した「節約に関する意識調査」によると、10月以降の野菜・たばこ・宅配料金となどの値上げにより「商品を衝動買いする機会が減る」と答えた人が69%に上ることが明らかになった。
同調査は、電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」の10代から60代までの男女会員5万7865人(男性1万3976人・女性4万3889人)を対象としたインターネット調査。調査期間は17年9月16日~18日。
69%が「衝動買いが減る」と回答
17年10月以降の食用油や野菜・たばこ・宅配料金といった商品・サービスの値上げを知っているかどうかを質問したところ、知っている人は約半数の53%だった。また、今回の値上げで商品の衝動買いをする機会が減るかどうかについては、全体の69%が「思う」「やや思う」と回答。男女別では、女性の方が男性よりも8.3%多かった。
また、今回の値上げが節約意識に影響する度合いについては、「影響が大きい」または「やや大きい」と答えた人が全体の77%に。都道府県別では、鹿児島県と山梨県が84.3%と最も多かった。10月以降、値切る機会が増えるかどうかについては、鹿児島県在住者では40.7%が「増える」と答え、東京都・大阪府などを抑えての1位だった。
ポイントサービスの価値が高まる?
値上がりした際、夫の小遣いを減らすかどうかについては、全国平均で24%が「減らすと思う」と回答。特に九州エリアでの回答が目立ち、宮崎県では38.2%、鹿児島県では37.6%だった。
さらに節約に際して改めて意識することについて聞いたところ、「特売商品」「ポイント割引」「安い食材で代用」の順で回答が得られ、東西別では、東日本エリアでは「PB商品の積極活用」、西日本エリアでは「ポイント割引+安い食材の活用」と答えた人が多かった。