近年のPCゲーミングシーンはLED搭載ブームの真っただ中にあるが、ASUSのLED制御機能『Aura Sync』の拡充路線はなかなかに凄まじく、『ゲーム関係の機器すべてをペカペカ光らせるぞい!』な勢いである。すでにマウスやキーボードだけでなく、マイクにまでLEDを搭載しているのだが、そんな光るマイクデバイス『ROG Strix Magnus』は、主にゲーム配信をする人にはなにかと都合のいい製品だ。
シンプルにマイクデバイスとして使いやすい
発光部分は、前面にあるロゴとライン×2、底部のライト×1と少なめ。マイクとして運用することを考えると、光りすぎていると逆に邪魔なのでほどよいレベルを選んだということだろう。またそこそこ光っているため、薄暗い部屋でも場所をすぐに確認できるほか、底部のライトはやや光量高めとなっているため、マイク付近にある小物も照らすことができる。
サイズは130mm×95mm×50mm。マイクとしては小型である。また底部には三脚用のネジ穴もあるため、スマホ用三脚などを使用可能だ。マイクはスタジオグレードのコンデンサカプセル×3が搭載されており、単体録音向けのカーディオイド、複数録音向けのステレオ、環境音のキャンセリングをしてくれるENCの3つのモードがある。本体にはマイクの音量調整だけでなく、USB 3.0ポート×1があり、USB端子不足を回避できるほか、AUX-INとヘッドフォン端子も備えているなど、かゆいところに手が届く仕様だ。なお、AUX-INは別途ポータブルプレイヤーからの音源を入れた場合、音量調整はポータブルプレイヤー側での調整になる。
コンデンサーマイクということで、感度を落とさなければかなり周囲の音を拾うものの、音質は折り紙付きだ。ノイズキャンセリングが効くENCモードを利用すれば、周りが多少うるさくても、このマイク1本でそれなりのクオリティーを発揮できる。参考までに、ASCIIがTwitchで毎週配信している『ASCII PCゲーム部』にて『ROG Strix Magnus』が使われた回の動画がこちら。編集・ジサトラショータがほぼ1人で準備と配信を行っている番組なのだが、ENCモードを利用して、比較的クリアーな音で配信できている。ノイズキャンセルの影響で若干音声がパリッとしているが、それでも小規模の配信で使うには十分だろう。
イロモノと思うなかれ、配信用アイテムとしても要チェック
『ROG Strix Magnus』は、マイクとしての性能だけでなく、ゲーム配信時に役立つ機能が多く用意されており、ノートPC環境下でも必要な機材を最小限にできるため、自宅だけでなく、出先でも実況配信をするような人にオススメ。またインターフェイスのレイアウトから、自分の正面に置いても配線がやりやすいのもチェックポイントだろう。光りモノと思わずに、純粋に配信用周辺機器としてチェックしてみてほしい。
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訂正とお詫び:初出時、製品名称に一部誤りがございましたので訂正いたしました。(2017年10月3日)