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佐川急便、中部⇔東北間の宅配便を鉄道輸送にモーダルシフト

2017年09月12日 05時12分更新

記事提供:通販通信

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SGホールディングスグループの佐川急便(株)は11日、トヨタ輸送(株)が運行する『TOYOTA LONGPASS EXPRESS』を活用したモーダルシフトを、愛知県~岩手県間の宅配便幹線輸送で9月下旬から実施すると発表した。

年間でドライバーの運行時間1685時間を省略

 今回のスキームで、これまでトラック輸送を行っていた佐川急便の中部エリア(愛知県・岐阜県・三重県の一部)から東北エリア(青森県・秋田県・岩手県の一部)までの区間の宅配便(31フィートコンテナ1台分)を鉄道輸送に切り替えるもの。『TOYOTA LONGPASS EXPRESS』の空スペースを活用することで、輸送コストの削減につなげる。

『TOYOTA LONGPASS EXPRESS』は、愛知県東海市から岩手県盛岡市間の約900kmを結び、中京圏の工場で生産された自動車部品をトヨタ自動車東日本の岩手工場まで輸送するトヨタ輸送専用の貨物列車。今年行われたJR貨物のダイヤ改正に伴い1往復体制から2往復になったことから、佐川急便が規定する配送リードタイムでの輸送が可能となった。

 この異業種共同によるモーダルシフトにより、トラック輸送にかかるドライバーの運行時間1685時間/年間が省力化され、CO2排出量83.5トン/年間が削減。省力化と環境負荷低減を実現することから、国土交通省の「改正物流総合効率化法」(流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律)の規定に適用され、総合効率化計画としての認定を受けている。

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