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運賃値上げに悲鳴…通販会社、外部コストの増加が経営圧迫

2017年09月08日 09時41分更新

記事提供:通販通信

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ECシステム支援の(株)エルテックスが5日発表した通信販売事業関与者の実態調査で、大手物流各社の相次ぐ値上げを受けて、外部コストの圧迫に悩む企業が増えていることが分かった。

 同調査は、年商規模3000万円~100億円までの通販事業に携わる会社役員・社員・派遣社員・個人事業主を対象に行ったインターネット調査で、楽天リサーチが実施。サンプル数は300。調査期間は6月24日~27日。

通販企業の約8割「売り上げの拡大」「新規の顧客の獲得」に課題

 調査に参加した会社が通販支援ソフトやサービスの導入を決定した際に重視した点については、「導入や運用コスト」(71.3%)、「ソフトやサービスの機能の充実度」(54.5%)、「希望の納期への適応力」(48.8%)が上位を占めた。また、「提供している会社の評判や口コミ」(36.1%)との回答が昨年から9.3ポイントアップしており、口コミの参照がB2B領域での指標のひとつとして意味合いを増している様子がうかがえる。

 悩みごと・困りごとに関する問いについては、「新規客の獲得や集客方法」(59.7%)、「通販事業の戦略や展開の方向性」(54.7%)、「販売する商品の開発(マーチャンダイジング)」(48.3%)との回答が多く、13年度に実施した調査以来、年々その割合は増加している。また、今回特に目立ったのは「外部コスト(金利・物流費・システム費など)」で、+10.6ポイントの27.3%に急増している。これは大手物流各社の相次ぐ値上げや、商品配送方法の見直しの余波がEC・通販事業者を直撃したことによるものと同社は分析している。

 通販事業へ対する課題では、「あなたの会社・事業所の通信販売事業についてビジネス上重要と思われるもの」との問いに対して、上位2位は「売り上げの拡大」(85.7%)、「新規の顧客の獲得」(78%)と、例年に比べて変動がなかったものの、「よく売れる商品の開発」が49.3%と+5.3ポイント上昇。2013~15年と同レベルに追いついた。

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