日本郵便(株)は10月1日、全国の郵便局で「国際eパケットライト」の引き受けを開始し、取り扱い国や地域を拡大する。
国際郵便の低価格サービスを本格展開
「国際eパケットライト」は、配送状況を追跡サービスにより確認できるSAL便扱いの小形包装物(2kgまでの小形物品)。2週間程度で受取人の郵便受箱などに配達される。料金は、書留扱いの「国際eパケット」よりも安く、軽量で廉価な内容品を送付するのに適している。同サービスは、昨年10月1日から試行的に実施していたが、今回取り扱い国や地域を拡大し、本格実施する運びとなっている。
引き受けについては、全国の郵便局と簡易郵便局16局(主に国立大学病院内の簡易郵便局)で実施。発送に必要な「国際eパケットライト」ラベル一式は、「国際郵便マイページサービス」のオンラインシッピングツールで請求・印刷できる。
取り扱い国・地域については、今回新たに5カ国(フィリピン、インドネシア、タイ、マレーシア、オーストラリア)の取り扱いが加わり、計37カ国の国と地域が対象となった。
主な取り扱い国と利用料金は次の通り。
第1地帯:大韓民国、台湾、中華人民共和国、フィリピン、香港などアジア10カ国と地域。料金は100gまで(530円)~2kgまで(2000円)。
第2地帯:オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダ、イスラエル、イギリスなどオセアニア・北米・中米・中近東・ヨーロッパ26カ国と地域。料金は100gまで(550円)~2kgまで(2400円)。
第3地域:南米のブラジル。料金は100gまで(570円)~2kgまで(2800円)。