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Ryzen Threadripperを使うならGIGABYTEのマザー「X399 AORUS Gaming 7」

2017年09月06日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax)と愉快なジサトラメンバーたち

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高級コンデンサーとSoundBlasterを使用した
オーディオ機能

 サウンドはヘッドフォンAMPとしてRealtek ALC 1220を搭載する。またオーディオ用コンデンサーとしてWIMA FKP2とNichicon Fine Coldを採用するため、ノイズをもなくクリアな音を楽しめるはずだ。Creative SoundBlaster 720°も採用しているため、FPSゲームを中心に、ゲーミング向けのサウンドチューンも可能だ。

サウンド用に用意された金色のNichicon Fine Coldコンデンサーは、重低音および透き通る高音を提供できるという高級オーディオ機器用。赤いコンデンサーは、プロのスタジオレベルの高級Hi-Fiシステム機器などに使用されているWIMA FKP2だ

Scout Radarでは、遠くにいる敵を耳で認識しやすくするだけでなく、モバイルデバイスを使って敵がどこにいるのかを視覚化できる。ゲーミングマザーならではの機能だ

ゲーミングモデルだけあって
イルミネーション機能にも妥協なし!

 各ゾーン(CPU、メモリー、アーマー、オーディオ、PCI Expressスロット、チップセットなど)には高輝度RGB LEDが装備されている。GIBAGYTE独自のイルミネーション管理機能「RGB Fusion」で、発光色や発光パターンを変えられる。

ゾーンごとに発光色と発光パターンを変えることもできる。今どきのゲーミングモデルは派手に光って自己主張しないとね!

増設用のLEDテープを接続するピンヘッダは、RGBに加えてW(ホワイト)を装備する。他社製マザーのピンヘッダはRGBだけなので、専用の白色LEDを搭載するRGBW LEDテープを使用すれば色表現が広がる

「LEDテープでPCをカッコよくできるなら、ボク自身もこれでドレスアップできますよね!」と、LEDテープを体に巻き付け出すジサトラショータ。おいおい、マザーは光ってるけどLEDテープが光ってないぞ! マザーはカッコイイけど、ショータはいつもどおりだ!

どのパーツが問題を起こしたのか
LEDで確認できるのが頼もしい

 この製品に限らず、Ryzen系のマザーボードはメモリーの相性がシビアであるため、GIGABYTEサイト上に掲載されているサポートリストからメモリー選ぶことを推奨する。

 上記点以外は、Ryzen Threadripperの購入層を考えると苦戦しない人が多いハズだ。過密レイアウトでありながら、POSTコード表示用LEDを搭載するほか、CPUとVGA、メモリー、BIOSのステータスランプが別に用意されており、トラブルが生じた時の問題の洗い出しが容易なのがポイントだ。

最小構成時の不具合洗い出しや、起動があやしいときのチェックに役立つ各種ランプ。チェックで問題あれば点灯、問題なければ消灯といった挙動だ

 また、このクラスのマザーボードで組む場合、システム全体が大がかりになるので、ケーブルマネージメントも重要だ。たとえば、ポンプ用のピンが上下に分かれて配置されているのは、ユニットの設置のしやすさにつながる。こういう配慮はありがたい。

GIGABYTEの集大成といえる1枚

 X399 AORUS Gaming 7は、約6万円という価格に見合う配慮が光るマザーボードだ。限られた基板スペースに機能を満載しながらも、うまくまとまっている。他社にはないGIGABYTEの独自機能がたくさん詰まった、まさにGIGABYTEの集大成といえる1枚だ。

 長期間運用を見越した堅牢性重視の設計についても良好で、ゲーミングを銘打たれているが、クリエイティブ作業用にも十分に耐えてくれるだろう。

Ryzen Threadripper 1950XのCINEBENCH R15スコアは2847cb。OSのインストールが終了したら、テストがてら実行してみよう。そのレンダリングの速さに驚くはずだ

コア数が多くて気持ちいい、タスクマネージャー画面。16コア32スレッドは圧巻だ

提供:GIGABYTE

【機材協力】

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