ライトな作業なら十分こなせる性能
4万円台の15.6型スタンダードノートは職場で使える癖のないデザインが魅力
家庭やオフィスで据え置き利用するのにちょうどよい15.6型ディスプレー搭載のボディーに、ライトな作業ならこなせる程度の性能を詰め込み、癖のないスタンダードな形でまとめたのが、マウスコンピューターの「m-Book B503E」。4万6224円からで、用途に合わせてカスタマイズも可能だ。今回は、お手頃ノートパソコンm-Book B503Eの試用機を入手したので、使い勝手を紹介しよう。
癖のないスタンダードなデザインの15.6型ノートパソコン
m-Book B503Eは、マットブラックを基調としたシンプルなデザインのノートパソコンだ。トップカバーにマウスコンピューターのロゴが入っているほかは装飾的な部分がなく、オフィスでも家庭でも悪目立ちしないスタンダードなデザインとなっている。
m-Book B503Eの本体サイズはおよそ幅377×奥行259×高さ22.8mmで、重さは約2.2kg。15.6型ディスプレーなのでそれなりの大きさと重さがあるが、屋内での移動程度ならば苦にならない。用途としては家庭やオフィスのデスクに据えての利用を基本としながら、たまに別の部屋にも持って行きたい、不要な時には隣の棚に片付けておきたい、というような使い方が合っている大きさだといえる。
m-Book B503Eのディスプレーは表面に光沢のないノングレアパネルを採用。反射が少なく、長時間利用しても目が疲れづらいのがよいところだ。解像度は1366×768ドットと低めだが、表示は見やすい。ディスプレーを開いた時にヒンジ側が約4.8mmほど持ち上がるリフトアップ構造がとられているため、利用時にはキーボード面に自然な傾斜がつくなど、使いやすさにも気が遣われている。
使いやすいキーボードと充実のインターフェースを搭載
m-Book B503Eのキーボードはアイソレーションタイプで、テンキーつきだ。キーピッチは約18mmで、キーストロークは約1.8mm。最近のノートパソコンとしては、キーストロークが深めな方でしっかりと押し込める。キー配列に大きな変形はなく、軽いタッチで快適に入力できた。キーボードの中央付近を強めのタッチで押し込むと若干ふわふわとたわむのだが、普通の使い方では気にならない範囲だろう。タッチパッドはボタン分離型が搭載されている。
インターフェースは、本体右側にUSB 2.0端子×2とマルチカードリーダー、D-sub 15ピン、有線LAN端子が並んでいる。左側面には電源コネクター、HDMI端子、USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)端子、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子がある。
左右にUSB端子が振り分けられ合計4つある点、そのうち1つはType-Cである点などから、周辺機器との接続はしやすそうだ。またHDMI端子は4K出力に対応しているため、本体ディスプレーの解像度は低くとも大型ディスプレーはプロジェクターとつなげば高解像度になるのもうれしい。
電源ケーブルの途中にあるアダプターはコンパクトで、デスクでも持ち歩くときも邪魔にならなそうだ。バッテリーが取り外し可能なのも、長く使いたい人にとっては魅力だろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | m-Book B503E |
CPU | Celeron N3450(4コア/1.1GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 500 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 120GB SSD |
ディスプレー | 15.6型(1366×768ドット)、ノングレア |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)端子、USB 2.0端子×2、HDMI端子、D-sub 15ピン、HDMI端子、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、有線LAN端子、マルチカードリーダーなど |
内蔵カメラ | 100万画素ウェブカメラ |
サイズ/重量 | およそ幅377×奥行259×高さ32.5mm(折りたたみ時/突起部含む)/約2.2kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
価格 | 4万6224円から(Office Home and Business Premium搭載モデルは6万7824円から) |