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MoguraVRのゲームとって出し 第46回

「Archangel」君は今日からロボのパイロットだ!

男子あこがれのシチュエーションが目の前に! 巨大ロボを操るVRシューティング

2017年08月15日 17時00分更新

文● やましん/Mogura VR

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 今回紹介するのは巨大ロボのパイロットになり味方を守りつつ敵を蹴散らすシューティングゲーム「Archangel」だ。巨大ロボや巨大生物を操り町を破壊するゲームは数多くあるが、これは自動的に移動していくアーケード型のシューティングゲームとなる。映画「パシフィックリム」を彷彿させるような体験ができるのが特徴的。グラフィックも非常に豪華で、周囲を見ているだけでも楽しめるゲームだ。

 舞台は高層ビルがそびえたつ砂漠。ゲーム画面内には常に腕が見えているが、その手前にロボのフレームがあるため一段とコクピットに乗っている感覚を味わえる。

 武器は腕に取り付けられたマシンガンとミサイルだ。マシンガンは汎用的で、撃っているとすぐに弾切れになってしまう。一方、ミサイルの威力は強大。だが、装弾数も少なく敵に当てるのにもコツがいる。どちらとも癖があり、両方を組み合わせて戦わないとゲームクリアは難しく、難易度は上級者向けともいえるだろう。

 自身はかなり大きいため敵の攻撃を避けたりすることはできない。そのため、敵の攻撃を防ぐシールドが備え付けられている。しかし、長時間シールドを貼っているとエネルギー切れとなり敵の攻撃を防ぐ手段がなくなる。敵の攻撃を予測し、タイミングよくシールドを使っていこう。

 プレイしてみたところ、オープニングの演出やグラフィックは非常に優れていて、完成度は高い。ロボに乗るまでのオープニングはかなり長めだが、ストーリーの演出などで飽きることはまずない。また、PSVR版に関しては、数ある専用ソフト中でもトップクラスのグラフィックを誇る。

 欠点を述べるとすれば、オープニングの完成度が高いあまり、ゲームシーンに移った際に少し拍子抜けしてしまうほどクオリティーに落差がある。ゲームを進めていくと気にならなくはなるが、最初のショックは中々に大きい。また、あくまで個人的な感想だが、腕を動かせるにもかかわらず、パンチで敵を倒せないのが物足りなく感じた。道路や障害物を破壊する際にパンチは使えるが、やはり敵にパンチを打ち込む爽快感も楽しみたい。

 ロボ好きにはたまらないゲームであるが、VRゲームに慣れたユーザーには少し物足りなく感じることが多い。しかし、グラフィックに関しては必見の作品となっており、雰囲気を味わいたい人にはぜひおすすめしたい。

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