インターフェースにはUSB 3.1 Type-C(Gen1)を採用
インターフェースとしてはUSB 3.1 Type-C(Gen1)端子×2とmicroSDカードスロット、ヘッドホン出力端子が用意されている。映像出力専用の端子は用意されていないものの、DispalyPort 1.2対応の液晶ディスプレーとケーブルがあれば、最大3820×2160ドットの4K出力が可能だ。USB Type-A端子の機器を使う場合は、標準付属の変換アダプターを利用すればOK。
ちょっと変わっているのは、microSDカードスロットがトレイ式になっている点。カードを装着するにはピンを使ってトレイを取り外すのだが、この手間が少々不便だ。ないよりはあったほうがいいものの、できればカードを押し込むことで装着できる通常のスロットのほうがありがたい。
スピーカーは、液晶ディスプレー上部の左右両脇に設置されている。HP製品ではおなじみBang & Olufsenのデュアルスピーカーだ。試しに音楽を聴いてみたところ、ひとつひとつの音がクリアーで広がりが感じられた。タブレットとしては上質なサウンドだ。さすがに高級な外付けスピーカーやヘッドセットほどではないものの、音楽をカジュアルに楽しむには十分なクオリティである。
ファンノイズについては、文書作成やネットなど軽めの作業であればほとんど聞こえない。無音とまではいかないが、気にならないレベルだ。ただしCPUやGPUに高い負荷がかかる処理では、ファンノイズがハッキリと聞こえるようになる。とはいうものの、うるさくて作業に集中できないほどではない。
騒音計による駆動音の計測結果(実測) | |
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電源オフ時 | 37.5dBA |
電源オン時 | 37.7dBA |
YouTube動画再生時 | 39.2dBA |
FF14ベンチ実行時 | 43.7dBA |
バッテリー駆動時間は実働7時間43分
カタログ上の公称値では、バッテリー駆動時間は約8時間(MobileMark 2014計測時)とされている。そこで、実際の駆動時間を計測するために以下の条件でテストを行なったところ、約7時間43分でバッテリー切れとなった。公称値には若干及ばないものの、まずまずの結果だ。
バッテリー駆動時間テストの条件
- 電源プランを「省電力」に設定
- 無線LANとBluetoothをオンに設定
- ボリュームは50%に設定
- 液晶ディスプレーの明るさを40%に設定
- 液晶ディスプレーの輝度調整機能を無効化
- テストには「BBench」を使い、10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
ただし、最近はこのテストによるバッテリーへの負荷が軽くなっており、実際の利用ではもう少し駆動時間が短くなると思われる。今回は時間の関係で検証できていないのだが、作業内容によっては6時間程度、あるいはそれ未満という可能性も否定できない。バッテリー性能については、あまり期待しないほうがよさそうだ。