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タッチ対応だと気づかない薄い筐体も魅力

モバイルでは驚きの音質、東芝Core i7搭載13.3型ノートはメインマシン本命

2017年08月13日 09時00分更新

文● 周防克弥 編集●八尋/ASCII

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 モバイルノートパソコンがほしいけど、動作速度に不満を感じるのは困る。私は写真を撮る仕事をしていてロケや取材で外出する機会が多く、現場で写真の確認をしたい場合にパソコンが必要。ただでさえ重たいカメラ機材を持ち運ぶので、これ以上重量を増やしたくないと思うとモバイルノートパソコンがいいのだが、その場合動作速度がネックになることも少なくない。

 今回、13.3型のモバイルノートながらCore-i7を搭載し、しっかりと動作してくれそうなdynabook UZ63/Dを試す機会があったので、紹介したい。

 dynabook UZ63/Dは、第7世代のCore i7-7500Uが搭載されている。動作クロックは2.70GHz(ターボブーストで2.90GHz)で低電力型のCPUだが、i5と違いハイパースレッドが動作する。写真データをあつかうのにハイパースレッドが効果あるかというと疑問はあるものの、早いにこしたことはない。

筐体は黒に見える濃いめのブルーで、マグネシウム製

 試用したdynabook UZ63/Dの外観は、一見黒に見える濃いめのブルーで、マグネシウム製ということもあり表面処理の質感も高い。金属製ボディーは放熱に有利で、本体の剛性感も高くなるので好きだ。8GBメモリー、512GB SSDを採用している。本体サイズはおよそ幅316.0×奥行227.0×高さ15.9mmで、重さはは約1009g。

 約1kgながら、タッチ対応の13.3型でノングレアのフルHDディスプレーを搭載しているのも特徴。パネルがかなり薄く、実はあまりに軽くて薄く感じたので、最初に触ったときにはタッチ対応と気が付かなかった。ディスプレーのホコリをとろうとしたらウインドウが動いたので、びっくりして初めて気がついた。タッチ対応のディスプレーだとたいていの場合は厚みがでてバランスが悪く重くなり、グレアディスプレーの場合が多く反射しまくりという印象だったからだ。

 キーボードはテンキーがない仕様だが、サイズはフルサイズキーボード並に余裕がある。キーピッチ19mm、キーストローク1.5mmで、一般的な15型ノートと同等の大きさだ。キータイピングは遊びが少なく、押し込んだときの底付きも感じずに快適な操作ができる。金属製で剛性感の高いボディーが効いてるのか、キーボードそものがしっかりしていて打ち込んだときのたわみもない。

キーボード全体

 ただし配列にはちょっと慣れが必要だ。スペースキーが狭いのとそれを含む最下段のキーが基本的に横に狭い。また「」や、リターンキーの左隣り付近のキーも横幅が狭くなっている。この辺のキーの使用頻度は人によって違うので、一概に欠点とはいえないが、慣れは必要だろう。十字キーは凸型配列になっているのは個人的に高評価だ。

右側のキーが狭い

 なにげに音楽を再生して驚いたのが内蔵スピーカーだ。ノートパソコンは様々なメーカーと提携して○○監修などと宣伝しているマシンも多いが、まずあてにならない。撮影などで、数十台単位でノートパソコンを触ってきたが、納得できる音が出たのは数えるほどしかない。

 dynabook UZ63/Dも、スペック表に「harman/kardon」の名前があったが、対して気にしていなかった。しかも基本的に音楽を聞くときはヘッドホンを使うので、スピーカーから出る音を聞くのはアラート音くらいしかなかった。ところが、たまたま音楽ファイルを再生して聞いたところ、ちょっと驚きの音質だった。

「harman/kardon」ロゴ

スピーカーは手前側下部に備わる

 基本的に、ノートパソコンに内蔵されているスピーカーだと音楽再生をする気にもならないことが多かったが、dynabook UZ63/Dなら再生してみたい気になる。

 インターフェースは左右に振り分けられている。左側面にはUSB 3.0端子とヘッドン/マイク端子、右にはHDMI出力とUSB 3.1端子(Type-C)×2、microSDカードスロットが備わっている。

本体左側

本体右側

 右側に2つあるUSB 3.1(Type-C)端子は、Thunderbolt 3とUSB 3.1(Gen2)規格に対応している。最大40Gbpsの高速なデータ転送が可能で、ストレージだけでなくACアダプターや外部ディスプレーの接続が可能だ。

 ただ、汎用性の高いUSB 3.0(Type-A)端子が1つしかないのはちょっと大変。私は基本的にマウスを使うのだが、マウスをつなげるとカードリーダーが使えなくなる。内蔵しているのがmicroSDカード用なので、標準サイズのSDカードを使うにもカードリーダーが必要になる。Bluetooth接続のマウスか、USB Type-C接続のカードリーダーを探すことにしようと思った。

 今回は、外観について紹介したので、次回は実際にフォトショップでの作業について紹介しよう。

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 東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。たとえばdynabook T75/Dのウェブオリジナルモデル「dynabook UZ63/D」の場合、東芝ダイレクトの直販価格は16万2000円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は13万2624円(8月13日現在)からとなっている。512GB SSD搭載モデルも17万1504円(8月13日現在)からだ。

 このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!

試用機の主なスペック
機種名 dynabook UZ63/D(PUZ63DL-NNA)
CPU Core i7-7500U(2.7GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 620
メモリー 8GBメモリー
ストレージ 512GB SSD
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
インターフェース USB 3.0端子、Thunderbolt 3(USB Type-C)端子×2、HDMI端子
駆動時間 およそ11.5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)
サイズ/重量 およそ幅316×奥行227×高さ15.9/約1060g
OS Windows 10 Home(64bit)

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