小型ながらしっかりした性能を持っているモデルとして、これまでその能力を中心に評価してきた13.3型モバイルノートパソコン「dynabook UZ63/D」。今回は、実際に持ち歩いての使用を想定したチェックをしていこう。
まずはバッテリーでの利用可能時間をはかってみた。計測ツール「BBench」でキーストローク/ウェブ巡回ともにありとした設定での計測だ。本体設定は電源プランを「高パフォーマンス」にした状態としたところ、ディスプレー輝度を最大にした時で3時間04分18秒、輝度を40%に設定した時で3時間23分03秒使い続けられた。会議や客先でのプレゼンテーション、新幹線移動中の作業などで十分活躍してくれそうだ。
この設定は、本体側で省電力な設定を一切せずに絶えず通信しながらタイピングもしているという、非常にバッテリー負荷の高い状況を想定したものだ。実際にはモバイル環境でこれほど通信し続けることはないので、もう少し駆動時間は伸びるだろう。また、より省電力な電源プランなどを利用すれば、さらに長時間利用が期待できる。
タッチ対応&ノングレアのディスプレーはモバイルにぴったり
dynabook UZ63/Dのディスプレーは、表面に光沢のないノングレアタイプ。モバイル利用時には晴れた屋外での使用や、照明の位置が調整できないカフェでの使用など、光の反射で作業がしづらくなることも多い。しかし、ノングレアディスプレーなら反射が最低限に抑えられるのでかなり使いやすい。
また、タッチ対応なのも魅力。ディスプレーサイズの小さなモデルの場合、タッチパッドでは細かい操作がしづらいという人もいるが、マウスを持ち歩くのでは荷物が増えてしまう。タッチ対応ディスプレーのdynabook UZ63/Dなら、直接画面に触れて操作できるから荷物も増えず、操作も快適だ。
タッチ対応でありながらノングレアディスプレーなので、指紋が目立たないというのもポイントだ。光沢のあるグレアタイプだと触れた部分の指紋が目立ちやすいが、ノングレアタイプであるおかげで指紋があまり気にならない。使っていて汚れが邪魔にならず、客先で画面を見せることになってもみっともなくない。
モバイルでノングレアかつタッチ対応であるというのはあまり多い仕様ではないが、実際に使ってみるとかなり便利だと感じた。タッチ操作だと、資料を読むなど閲覧メインのときはキーボードに手を添えずに済むので、体格の大きな人でもコンパクトなマシンを楽な姿勢で使えそうだ。
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東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。たとえばdynabook T75/Dのウェブオリジナルモデル「dynabook UZ63/D」の場合、東芝ダイレクトの直販価格は16万2000円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は13万2624円(8月2日現在)からとなっている。512GB SSD搭載モデルも17万1504円(8月2日現在)からだ。
このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!
試用機の主なスペック | |
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機種名 | dynabook UZ63/D(PUZ63DL-NNA) |
CPU | Core i7-7500U(2.7GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GBメモリー |
ストレージ | 512GB SSD |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.0端子、Thunderbolt 3(USB Type-C)端子×2、HDMI端子 |
駆動時間 | およそ11.5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0) |
サイズ/重量 | およそ幅316×奥行227×高さ15.9/約1060g |
OS | Windows 10 Home(64bit) |