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菱屋、AIの自動運営・広告運用でROAS7倍の売上を達成

2017年07月31日 09時39分更新

記事提供:通販通信

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(株)マージェリックはこのほど、同社のAI(人工知能)を活用したネットショップの自動運営システム『bambooshoot(バンブーシュート)』と、ECモール用広告運用システム『bambooshootAD(バンブーシュートアド)』を(株)菱屋(本社:香川県)の「Outletshoes(アウトレットシューズ)」(楽天市場)に導入し、広告投資額(ROAS)の7.1倍の売上を達成したと発表した。

 『bambooshoot』は、AIを活用したネットショップ運営支援システムで、AIが購買傾向や最適な販売対象(ターゲットセグメント)を自動抽出し、各種オープンデータをもとに売上向上施策を収集・分析・評価するシステム。一方、『bambooshootAD』は、楽天市場を対象としたアドネットワーク広告によるリターゲティング、コンバージョン測定を実現する国内初の広告運用システムで、両サービスを併用することで効率的なEC店舗運営と、広告効果収益性の改善が可能となる。昨年8月末の発売開始以来、国内のEC事業者を中心に約600社が導入している。

 菱屋は1925年創業の老舗で、09年頃に履物商からネット通販の靴小売に転身。靴のオリジナルブランドを「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「DeNAショッピング」「Qoo10」「ポンパレモール」でECストアを展開している。

同社では、これまで広告出稿を行ってきたが、効果測定や改善点把握が行えなかったため、広告運用の効率化を課題としていた。そこで『bambooshoot』を導入し、楽天市場店(PC・スマホ)に来訪した顧客層やアクセス元のサイトなどの分析を開始。分析結果をもとに広告戦略を立案し、『bambooshootAD』で運用を行った。その結果、初日からCVR(コンバージョン率)3.6%、CPA(コンバージョン1件あたりの広告費用)434円を達成。今年度6月実績ではROAS710%を記録した。

 菱屋では今後、『bambooshootAD』による広告運用で新規顧客獲得の強化を図るとともに、『bambooshoot』で行った顧客分析の結果をオリジナルブランドの製品開発に活用し、顧客ニーズに応じた製品開発を行いたいとしている。

■楽天市場「Outletshoes」

■『bambooshoot』

■『bambooshootAD』

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