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簡単作業の9割はITが代替、AI時代に求められる人物像とは?

文●通販通信

2017年07月24日 01時33分更新

記事提供:通販通信

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(株)NTTデータ経営研究所が20日発表したAI・ロボットを活用した業務自動化に関する意識調査によると、「自分の仕事のうちAIに代替される領域は3割程度」と楽観的に捉える傾向があることが分かった。

AIによる業務代替を楽観視する傾向に

 同調査は、NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション(株)が提供する「NTTコムリサーチ」の登録モニターのうち、首都圏および都市部で働くオフィスワーカー男女約1000人(うち有効回答者数948人)を対象に行われたもの。調査期間は17年4月3日~10日。

 「10年後に自分の仕事を代替している存在」については、全体の46%が「AI・ロボットなどの自動化テクノロジー」と回答。その一方で、「外国人・後進の若者・競合他社など自分以外の人間」との回答は73.6%にものぼり、「テクノロジー」よりもむしろ「自分以外の人間に代替される」と考える傾向が見られた。

 また、「あなたの仕事の何%がテクノロジーに代替されるか」という問いに対しては、226人(全体の23.8%)が「21~30%」と回答。次いで138人が「31~41%」(同14.6%)、133人が「41~50%」(同14%)、51人は「0%=自分の仕事は自動化されない」(同5.4%)と回答した。

 一方、50%以上の回答を選んだ人は合わせても17.6%程度で、このうち「91%~100%」と答えたのは18人(同1.9%)だった。全体の平均は32%。「テクノロジーに代替される業務」については、89.6%が「手順や業務ルールが決まった作業が代替される」と回答した。また、他者との会話や情報のやりとりなど「コミュニケーションが発生する業務」は23.1%、「創造性を要求される業務」は31.9%と、テクノロジーに代替される認識が低めの回答だった。

 一方、「テクノロジーによる自動化を想定した対策」については、「何らかの対策を行っている」という回答が全体の9%にとどまる結果に。具体的に行っている対策としては、「自分にしかできない領域の仕事を意図的に作り出す」など、AI・ロボットと競合しない付加価値を生み出す、「『転職活動をする』など別の領域にうつる準備をしている」、「仕事をしないで生活できるように準備している」など、働かずにすむための準備を進める、などの回答に分かれた。

 NTTデータ経営研究所では、これらの調査結果を元に“AI時代”に求められる人物像を想定。「テクノロジーによる業務自動化に期待し、前向きに準備している人物」(同調査の回答者中上位7.7%)に着目し、これらの人たちが新しい時代の一つの理想モデルになると分析した。また、この上位7.7%の人たちには「所属する職場での貢献実感が高く、自己肯定感が強い」「テクノロジーによる業務代替に対して自己啓発や具体的な準備をしている」「環境変化にも柔軟に対応する能力を備えており、変化に対する“成功実感”が高い」といった特徴があると結論づけている。

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