新聞の折り込みチラシに、実際の原産国と異なる国の国旗を表示していたとして、消費者庁は23日、(株)ボーネルランドに景品表示法に基づく措置命令を出した。
消費者庁によると、ボーネルランドは2016年12月7日から9日かけて、新聞折り込みチラシに玩具16商品の広告を掲載。16商品はすべて中国産であるにもかかわらず、原産国がイギリス・ドイツ・アメリカ・フランス・カナダ・日本・韓国などであるかのように表示していた。
該当するチラシは「クリスマスフェア」と題したクリスマスプレゼント向けのチラシで、「好奇心を学びにつなぐ世界の教育遊具」と表示し、各商品が各国で生産されているように表示されていた。しかし、国旗の表示はメーカーの所在国だった。
消費者庁は、商品の原産国に関する不当な表示に該当するとし、該当の表示が景表法違反であることの周知、再発防止策を講じること、同様の表示をしないことなどの措置命令を出した。
同社はホームページで「不明確な表現にて、誤解を招きましたことを深くお詫び申し上げます。以後このようなことのないように努めてまいります」などとコメントしている。