“ドン勝”こと「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」が快適にプレイできる
こだわりコンパクトゲームPC「G-Master Arcus H270-ITX」の実力に迫る
2017年06月27日 17時00分更新
便利な付加機能やオプションをチェック
実は無線LANが標準装備
デスクトップPCといえばLANは有線だという先入観があるが、小型PCであればケーブルの数はやはり少なくしたいもの。こういった要望が多いのか、無線LANがマザーボード上に標準で装備されている。11a/b/g/n/acに対応しているとはいえ、最大速度は433Mbpsと低め。速度を重視するなら有線LAN、手軽さを重視するなら無線LANを使うと良さそうだ。
なお、無線機能はLANだけでなくBluetoothも装備している。マウスやキーボード、ゲームパッドなどを無線接続できるだけに、無線LANよりもこちらのほうがうれしいという人も多そうだ。
背面を見た時にもうひとつ気づくのが、IntelギガビットLANを2つ装備していることだ。普通に使うぶんには1つで十分なのだが、チーミングという機能で2つを束ねて使うことで2倍の速度にしたり、バックアップ回線として利用することが可能となる。マザーボードの説明を見るとWindows 10ではチーミングに対応していないとのことだったが、試しにドライバーを入れてみたところ、設定できることが確認できた。
インターフェースで気になるといえば、USBなどと並んでPS/2があることだろう。イマドキPS/2を使うことなんてないと思われがちだが、実は、コアなゲーマー向けPCではかなり重要なポイントだ。USBと何が違うかというと、対応キーボードでは多くのキーの同時押しに対応できること。とくに操作に正確性と素早さが求められる対戦ゲームでは、キーの取りこぼしが命取りとなるため、USBよりもPS/2が好まれるのだ。
サイコムのBTOでもこの要望に応えるためか、PS/2で接続できるゲーミングキーボード「OWL-KB109CBL-BK」が用意されている。USB接続時なら6キー、PS/2接続なら109キー全ての同時押しが可能というから驚きだ。少しでもミスを防ぎたいのであれば、こちらのキーボードもセットで注文しておきたい。
オプションでいえば、ゲーミングPC定番のLEDイルミネーションも捨てがたい。PCケースで「クリアサイドパネル」を選び、PCケースオプションで「内部LED発行システム」を追加することで、イルミネーションを内蔵できる。性能と直接関係ない部分だが、ライトアップPC化が簡単にできるので、見た目にこだわりたい人なら追加しておきたいパーツだ。
小さなPCでも本気でゲームに取り組みたい人、好みのPCにカスタマイズしたい人に
コンパクトなPCというと、騒音が大きかったり性能に制限がかかったりといった心配があるが、そういったものを全て杞憂にしてくれるのが「G-Master Arcus H270-ITX」。拡張性の面ではやや見劣りしてしまうものの、基本性能の高さと冷却性能、静音性は誰もが満足いく仕上がりとなっている。構成を自由に変更できるBTOパソコンだけに、グラボを強化して最強のゲーミングPCにもできるし、その逆に、CPUやグラボをギリギリのラインまで下げてコスパを重視したPCにもできる。自分好みのスペックにカスタマイズし、お気に入りのPCとして末永く使いたくなるモデルだ。
(提供:サイコム)