「HP Pavilion 570」の実力をベンチマークでチェック
「HP Pavilion 570-p000jp」シリーズは、CPUとストレージ、グラフィックスの違いにより複数のモデルに分かれている。今回試した「570-p075jp」はその最上位モデル「パフォーマンスモデル」をカスタマイズしたもので、CPUがCore i7-7700(3.60GHz/最大4.20GHz)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 1050、メモリが8GB(PC4-19200)、ストレージが256GB SSD(PCIe NVMe)と2TBのHDD(5400回転)という構成だ。いったい、どのくらいのパフォーマンスがあるのだろうか。
そこで、いくつかベンチマークを実行してみることにした。まず、Windowsのシステム評価ツールであるWinSAT.exeを実行してみたところ、次のようになった。
WinSATの結果 | |
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プロセッサ | 8.5 |
メモリ | 8.5 |
グラフィックス | 8.3 |
ディスク | 9.05 |
いずれも「8.0」を大きく超えており高い性能を持っていることがわかる。特にディスク(SSD)は高速なNVMe接続ということもあって、9を超える非常に高いスコアだ。
続いて、CINEBENCH R15を試してみたところ、CPUのスコアが「864cb」、OpenGLが130.80fpsだった。ハイエンド向けのCore i7-7700やPascal世代のNVIDIA GeForce GTX 1050を搭載しているだけあって、かなり高いスコアだ。
次に、PCMARK 8 HOME ACCELERATED では、下表のようにスコアが「4315」となった。ゲーミングPCほどではないものの、かなり高いスコアで、普段使いには十分すぎる性能を持っていることがわかる。
PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア | |
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HOME Score | 4315 |
Test duration | 33min 43s |
Web Browsing - JunglePin | 0.32307s |
Web Browsing - Amazonia | 0.13996s |
Writing | 5.52006s |
Casual Gaming | 107.09fps |
Video Chat playback 1 v2 Accelerated | 29.99fps |
Video Chat encoding v2 Accelerated | 39.66667ms |
Advanced Photo Editing 1 Accelerated | 0.17252s |
「CrystalDiskMark」でSSDとHDDのストレージ性能を計測
続いて、「CrystalDiskMark」でSSDとHDDのストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。NVMe接続のSSDの方はリード/ライトともにシーケンシャルリードが1000MB/sを超えており非常に高速。それに比べるとセカンダリストレージのHDDは数値的には劣るが、シーケンシャルリードは150MB/sを超えており、HDDとしては高速なほうだ。
次にグラフィックスの性能を見るため3DMARKを試してみたところ、次の結果になった。
3DMarkスコア | |
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Time Spy | 1913 |
Fire Strike | 6038 |
Sky Diver | 18660 |
Cloud Gate | 22558 |
Ice Storm Extreme | 107772 |
Ice Storm | 119231 |
ゲーミングPC向けの「Fire Strike」で6000を超えており、負荷の高いゲームもかなり快適にプレイできそうだ。
そこで、ゲーム系のベンチマークも複数試してみた。