圧倒の4K解像度、27型液晶ディスプレイ「HP ENVY 27s」との組み合わせが快適
「HP Pavilion 570-p000jp」シリーズはセパレートタイプのPCのため、使用するには別途外部ディスプレイが必要になる。ただし、映像出力端子ごとに最大出力解像度が異なるため、ディスプレイを選ぶ際は注意が必要だ。
今回試したNVIDIA GeForce GTX 1050(2GB)搭載モデルの場合は、デュアルリンクDVI-D端子が2560×1600ピクセル、HDMI端子が4096×2160ピクセル、DisplayPort端子が5120×3200ピクセルまで対応している。しかし、CPU内蔵グラフィックスモデルの場合は、HDMI端子とアナログRGB端子ともにフルHD(1920×1080ピクセル)までの対応となる。
NVIDIA GeForce GTX 1050(2GB)搭載モデルがサポートする解像度 | |
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デュアルリンクDVI-D端子 | 2560×1600ピクセル |
HDMI端子 | 4096×2160ピクセル |
CPU内蔵グラフィックスモデルがサポートする解像度 | |
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HDMI端子 | フルHD(1920×1080ピクセル) |
アナログRGB端子 | フルHD(1920×1080ピクセル) |
NVIDIA GeForce GTX 1050(2GB)搭載モデルと一緒に使うなら、液晶ディスプレイは「HP ENVY 27s」のような4K解像度(3840×2160ピクセル)に対応した製品がオススメだ。フルHDと比べて画素数が4倍になるため、より高精細な画像や映像を楽しめる。
「HP ENVY 27s」は27型という大画面ながら、約8mmという狭額縁デザインを採用することで本体幅613.5mmというコンパクトなサイズを実現している。奥行きも小さく、スタンドを含めた場合で約155mm、パネル部のみなら約40mmしかないため、狭い机の上にも設置しやすい。インターフェイスはHDMI 1.4端子、HDMI 2.0端子、DisplayPort端子をそれぞれ1基ずつ備えている。液晶パネルはIPS方式で、視野角が水平/垂直ともに178度と広く、色域はsRGBカバー率約99%を誇る。
実際に「HP ENVY 27s」でYouTubeなどの4K動画を表示させてみて印象的だったのが、その解像感の高さだ。フルHDの液晶ディスプレイに比べて映像のピントが合っている部分がより精細にシャープに再現され、全体的に立体感が増してみえる。とくに被写界深度の浅い映像(被写体の背景がボケている映像)だとその印象が顕著で、人物や動物、植物などの映像がより生々しく、身近に感じられる。色再現性も高いため、映像によってはまるで目の前に実物が存在しているかのような臨場感を味わうことが可能だった。
「HP Pavilion 570-p075jp」の場合、グラフィックス性能が高いため、こうした4K映像でも軽快に扱えるのがうれしい。今回、フルHDと4Kの映像を複数用意し、それぞれ再生時のCPU負荷をチェックしてみたが、CPU使用率はいずれも4~5%と低く、Webブラウズなど他の作業をしながらでも楽に再生することができた。定額制の動画配信サービスでも4K動画を配信するところが徐々に増えてきているが、そういったサービスをたっぷり楽しみたいという人には「HP Pavilion 570-p075jp」と「HP ENVY 27s」の組み合わせは最適だと言えるだろう。