多様化するSaaS業界全体をまとめたレポート、カオスマップが公開
「SaaS 業界レポート2016-2017」
スマートキャンプは6月13日、SaaS(クラウドサービス)業界全体をまとめた「SaaS 業界レポート2016-2017」を公開。合わせて、業界カオスマップを作成した。
SaaS業界は、全体像、特徴、トレンドが整理されておらず、下記のカオスマップのように多様化している。ユーザー、ベンダー、パートナー全体として手探り状態という法人企業全体の課題を解決し、SaaSの普及のきっかけになればという思いからレポートを作成したという。
レポートでは、SaaS 市場は働き方改革やデジタルマーケティングなどをテーマとして年平均成長率10%超で急成長しており、2020年までに約3800億円規模になると見込まれていると紹介。
また業界においては、Horizontal SaaS(業界を問わず特定の部門や機能に特化したSaaS)を中心に、より付加価値を高めるための動きとしてAPI連携やIoT連携によるエコシステムの構築、開発・ビジネス両面でのプラットフォーム化、そしてAIの活用が大きなトレンドだとしている。そのほか、Vertical SaaS(特定の業界に特化したSaaS)の台頭やUI/UX最適化の動き、クラウドならではのセキュリティー対策やコストパフォーマンス最適化機能も見逃せないという。