猫喫茶には2種類しかない。
窓が大きくて明るい猫喫茶と、窓がなくて暗い猫喫茶である。
京王線下高井戸駅近くに「青の奇蹟」という保護猫喫茶がある。2016年10月の訪問に続き、2度目の訪問とあいなったのである。
京王線の連続立体交差事業に伴って、青の奇蹟が入っているビルが取り壊されるため、一時閉店(その後、別の場所で再開するそうだ)するという話を聞き、再訪しようというのが主旨。
店の名は「不思議地底窟 青の奇蹟」。その名の通り、ビルの地下にある。小劇場としても使ってた(今でも使ってる?)その空間が非常に面白いのでもう一度見ておこうというわけだ。
2度目の訪問なのでこっちもちゃんと準備済。
もともと地下の小劇場スペースなので、「窓がなくて暗い猫喫茶」の部類なのだ。
肉眼では何の問題もないが、カメラ的にはかなり暗い。その証拠に、写ってる猫の目はみなまん丸。
そんなときはF1.4からF1.8クラスの「明るい単焦点レンズ」を持って行くべし。広角から標準クラスと、中望遠クラスの2本あるといい。
明るいレンズだと暗い場所でも画質をあまり落とさず撮れるし、背景が大きくボケるので他のお客さんが写ってしまいにくいのもいい。特に猫写真をInstagramとかにのっけたいなら、他のお客さんまで写してはいけない。
その代わり、ピントがシビアになる。まあピントがシビアだからこそ背景が大きくボケてきれいに撮れてくれるわけで、そこは撮る人がんばれ、というわけである。
うまくいくと俗にいう「一眼レフっぽい写真」になるし。
冒頭写真は我々を出迎えてくれたゴマくん。キャットタワーの上から人間たちを観察してるの図だ。
今回のメイン機材は、オリンパスのミラーレス一眼「E-M1 Mark II」。レンズはパナソニックの「LEICA DG SUMMILUX 25mm /F1.4 ASPH」(フルサイズ換算でいうと50mm相当の標準レンズ)とオリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」(フルサイズ換算でいうと90mm相当の中望遠レンズ)を組み合わせている。
猫の目線に合わせて低い位置で撮るシーンが多くなるので、一眼レフよりは可動式モニターのミラーレス機がお勧め。
こんな感じ。
カメラを構えているのは一緒に行った私の友人。こんな感じで、普通にぺたっと座ったまま猫目線で撮れるのである。
猫を撮るなら可動式モニターは必須レベル。
で、キャットタワーから下りてきたゴマくんの横顔を。背景が大きくボケてくれるので後ろに人の足が写ってても気にならない。
可動式モニターだと縦位置で撮りやすいのもいい。中望遠でぐっと近寄って撮るときは縦位置の方が収まりがよくてカッコいいのだ。
特に、横顔の時は身体全体を入れずに大胆に切っちゃうのがいい。

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