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上流工程の「設計自動化」にも範囲を拡大

キヤノンITS、Webアプリ生成ツール「Web Performer V2.1」発売

2017年06月05日 10時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は6月5日、Webアプリケーション自動生成ツールの最新版となる「Web Performer V2.1」を発売した。新たに画面仕様ドキュメントの出力機能、データベース(DB)スキーマの自動取り込み機能などを追加し、企業における“超高速開発”の実現をサポートする。

機能を拡充した「Web Performer V2.1」

 Web Performerは、キヤノンITSが開発する、設計情報の入力によりノンプログラミングでJava/HTML5アプリを自動生成するツール。新規業務アプリの開発だけでなく、SaaSアプリの拡張やERPの拡張といった拡張開発にも用いられており、今年1月時点で累計導入社数は600社に達している。昨年11月には基幹業務システム構築分野でコベルコシステムと、また今年1月にはSoE領域のアプリケーション開発支援で富士通と、それぞれ協業を発表している。

 最新版V2.1では、これまでの開発自動化だけでなく、上流工程となる「設計」の自動化にも領域を拡大している。

 新機能「画面仕様ドキュメント出力」では、あらかじめ定義するリポジトリからアプリケーションを自動生成する(従来機能)と同時に、画面仕様ドキュメントが自動出力されるようになった。HTMLによる実画面イメージのほか、画面遷移図、「要件定義」ファイル(手書き画像やExcelファイルなど)を一元管理できるため、開発者/利用者間のコミュニケーションが円滑化される。

Web Performer V2.1の新機能「画面仕様ドキュメント出力」

 また、従来はDBスキーマをCSVファイルでインポートする必要があったが、V2.1では直接DBサーバーに接続し、テーブル情報をインポートできるDBスキーマ取り込み機能が追加された。

 新機能「項目辞書」では、アプリケーション開発に利用するデータ項目をWeb Performerで一元管理する機能を提供する。この辞書で管理するデータ項目を画面定義やテーブル定義で利用できるほか、項目名の変更をした場合には一括変更ができるため、多人数がかかわる開発の標準化や省力化につながる。

 そのほか、画面レイアウト定義の柔軟性向上、色覚障害者にも視認しやすいカラーユニバーサルデザイン機構推奨のデザインテーマ追加、主要ブラウザすべてでのリッチテキスト対応などの機能強化点がある。

 Web Performerの価格(税抜)は、ユーザー企業向けライセンス(買い切り型)が360万円から、SIベンダー向けの開発ライセンス(年間サブスクリプション型)が150万円からとなっている。キヤノンITSでは、Web Performer関連ビジネス(導入支援、システム開発を含む)で、2020年までに50億円の売上を目指す。

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