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最大構成で960CPUスレッド、20TBメモリー搭載の「Large Instances」が日本上陸

SAP HANA専用ベアメタルインスタンス、Azure国内リージョンから提供

2017年06月02日 11時30分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 日本マイクロソフトは6月1日、Microsoft Azureの東日本/西日本リージョンから、最大128コアCPU、3.8TBメモリーを搭載する仮想マシン(VM)「Mシリーズ」と、SAP HANA専用にチューニングした最大960コアスレッド、20TBメモリー搭載のベアメタルインスタンス「SAP HANA on Azure(Large Instances)」(Lシリーズ)を、2017年12月末までに提供開始すると発表した。

Azureの「Mシリーズ」と「SAP HANA on Azure(Lシリーズ)」を国内リージョンから提供

 Mシリーズでは、メモリー容量1TB、1.75TB、2TB、3.8TBの4つのタイプを用意。SAP HANAワークロードのほか、大規模基幹業務システムのワークロード向けに提供する。SAP HANAワークロード対応のAzure VMインスタンスとしては、最大0.5TBメモリーを搭載する「Gシリーズ」が1月に東日本リージョンで提供開始されている。

 米マイクロソフト Azure担当副社長のJason Zander氏は、「Gシリーズは(SAP HANAワークロードの)開発/テストやPoC用途に最適、Mシリーズは本番環境に最適なインスタンス」と説明した。

米マイクロソフト Azure担当副社長のJason Zander氏

 SAP HANA on Azure(Large Instances)は、SAP HANA専用にチューニングされたSAP認定ハードウェアを、ユーザーが専有して使うタイプのベアメタルインスタンスだ。CPUスレッド、メモリー容量、ストレージ容量の異なる10タイプを用意。最大構成では、960CPUスレッド、20TBメモリー、ストレージ容量80TBになる。SAP S/4 SHANAのシングルノードで最大20TBメモリーに対応、SAP BW/4 HANAのマルチノードデプロイメントでは最大メモリー60TBまでスケールアウトする。「10タイプと豊富な選択肢を用意したので、ユーザーは必要なサイズを選んでほしい」(Zander氏)。

SAP HANAワークロード対応のAzureインスタンスは全部で15タイプある

 MシリーズはほかのAzure VMインスタンスと同様に分単位の課金で利用可能。Large Instanceはハードウェアを専有する利用形態のため年間料金での契約になるが、その分高い可用性を提供し、SLA99.99%を保証している(MシリーズはSLA99.95%)。

 日本マイクロソフト クラウド&エンタープライズ ビジネス本部 業務執行役員 本部長の佐藤久氏は、日本市場での動向について、「1月にGシリーズを国内リージョンから提供開始してから、Azureへの基幹業務システム移行案件は20件以上受注した」と述べた。Mシリーズ、Lシリーズの国内提供のアナウンスにあわせて、新しい経営目標として「今後、国内で400社の基幹業務システムをAzureへ乗せることを目指す」(佐藤氏)とした。

日本マイクロソフト クラウド&エンタープライズ ビジネス本部 業務執行役員 本部長の佐藤久

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