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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第511回

猫夢中の新おもちゃ「にゃんけり棒」で遊ぶ我が家の猫たち

2017年06月03日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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かふかのお気に入りは「猫すりばち」と「にゃんけり棒」。抱きかかえております(2017年5月 富士フイルム X-T2)

かふかのお気に入りは「猫すりばち」と「にゃんけり棒」。抱きかかえております(2017年5月 富士フイルム X-T2)

 群馬県利根郡みなかみ町……要するに水上温泉だ。水上温泉の最寄り駅、JR水上駅から歩いて5分くらい、利根川のほとりに「nahele(ナヘレ)」という雑貨屋さんがある。

 そのお店のハンドメイド品に「にゃんけり棒」なるユニークな……なんといえばいいのだろう、猫用抱き枕っぽいアイテムがあるのである。

 知人が見つけて教えてくれたのだ。

 たまたま水上へ行く用事があったので、ちょっと時間を作ってその雑貨屋さんへ足を伸ばし、入手したのが冒頭写真でうちの「かふか」が抱え込んでる細長い座布団のような代物。

 実はこれ、中にキャットニップが入っているのだ。キャットニップは「西洋マタタビ」と呼ばれるくらい、ネコが好む草なのである。

 猫を興奮させる物質が含まれているんだそうな。「またたび」ほど強力ではないけど、猫によってはすごく反応するらしい。

 それをクッションのようにした猫用オリジナルグッズが「にゃんけり棒」なのだ。

 なぜ「にゃんけり」なのか。

 次の写真をごらんあれ。

抱きかかえた「にゃんけり棒」を両足キックした瞬間。シャッタースピード1/400秒でもぶれてるけど、躍動感ってこと(2017年5月 富士フイルム X-T2)

抱きかかえた「にゃんけり棒」を両足キックした瞬間。シャッタースピード1/400秒でもぶれてるけど、躍動感ってこと(2017年5月 富士フイルム X-T2)

 かふかが思い切り蹴ってる。両前足で抱きかかえて後ろ足で猫キック! これぞ「にゃんけり」。

 私は勝手に「猫用抱き枕」と呼んでるのだけど。

 わざわざ水上で買ってきて、うちの猫の前にそっと差し出したときの写真がこちら。

最初はおそるおそる匂いを嗅ぎにきた大五郎。それを見てカーテン裏から飛び出てきたかふかの図(2017年5月 富士フイルム X-T2)

最初はおそるおそる匂いを嗅ぎにきた大五郎。それを見てカーテン裏から飛び出てきたかふかの図(2017年5月 富士フイルム X-T2)

 楽しんでくれるといいなあと思いながら見ていると、まず白黒の爺さん猫、大五郎がそーっとやってきてくんくんと匂いを嗅ぐ。

 そこにかふかも合流して2匹でくんくん。

匂いに誘われてくんくんしはじめた2匹。まだ及び腰気味(2017年5月 富士フイルム X-T2)

匂いに誘われてくんくんしはじめた2匹。まだ及び腰気味(2017年5月 富士フイルム X-T2)

 でもより強く反応したのは若いかふかの方だった。もう両前足で抱え込んで離さない。

ペロっと舌を出した瞬間。もう離さないぞと抱え込んでる姿が。猫が抱え込みやすいサイズに作ってあるのだ(2017年5月 富士フイルム X-T2)

ペロっと舌を出した瞬間。もう離さないぞと抱え込んでる姿が。猫が抱え込みやすいサイズに作ってあるのだ(2017年5月 富士フイルム X-T2)

 これを作ったnaheleの人によると、やはり猫によって反応はまちまちで、あまり反応しない猫もあれば、ひたすら舐める猫もいるし、抱きかかえて蹴る猫もいる(かふかはこれだ)そうな。

 試しに作ってみたら好評だったので、キャットニップを仕入れ、猫柄の布を探してきてはこうして作って売っているとか。

 うちのかふかはというともう大興奮。見てると面白くてしょうがない。抱きかかえて舐めてみたり。

さすが「西洋またたび」の異名を持つハーブ。とりあえず舐めてます。もう目が真剣(2017年5月 富士フイルム X-T2)

さすが「西洋またたび」の異名を持つハーブ。とりあえず舐めてます。もう目が真剣(2017年5月 富士フイルム X-T2)

 ひとりプロレスはじめてみたり。

 小さな子供が、座布団や枕とひとりで格闘して遊んでるような感じだ。

えいっと投げる瞬間……のように見えるけど、実際にはひたすら格闘中。手足はぶれてても顔がしっかり止まってれば、躍動感がある写真になるので問題なし。ちょっとはしたない格好だけど(2017年5月 富士フイルム X-T2)

えいっと投げる瞬間……のように見えるけど、実際にはひたすら格闘中。手足はぶれてても顔がしっかり止まってれば、躍動感がある写真になるので問題なし。ちょっとはしたない格好だけど(2017年5月 富士フイルム X-T2)

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