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人事にまでおよぶセキュリティー体制を提案

マカフィー 東電PGの次世代監視制御システムを包括的にコンサルティング

2017年05月31日 12時50分更新

文● 天野透/ASCII

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 マカフィーは5月30日、東京電力パワーグリッド(東電 PG)の電力安定供給を支える「監視制御システム(Supervisory Control and Data Acquisition、以下、SCADA)」の次世代システム開発にあたって、「マカフィープロフェッショナルサービス」によるセキュリティー対策を総合的に適用したと発表した。同時にCISO(Chief Information Security Officer)の設置やCSIRT(Computer Security Incident Response Team)の設立などの組織変革を発表した。

 東電 PGは関東および静岡県東部の送配電事業者。従来のSCADAは地理的分散などの理由からセキュリティー対策のコストが肥大化しており、2018年のシステム更改を前に、高い品質・安全性を担保し、かつ便利で安価な次世代システムの構築を検討していたという。IT化に伴うセキュリティー対策として、マカフィープロフェッショナルサービスを活用した次世代SCADA開発を検討。マカフィーは東電 PGにセキュリティー対策技術の導入はもちろんのこと、組織や人材、パートナーを含めたセキュリティー体制の構築・強化を提案した。

 東電 PGは今後、マカフィーを含む提携企業 5 社と次世代SCADAと周辺技術の海外展開を進めるとしている。4月からは東南アジアやアフリカなどでサービス提供先選定に向けた市場調査を開始、将来的には「総合的な O&M(Operation andMaintenance)事業」を展開する方針を示している。

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