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各社の技術をパッケージ化

McAfeeなど6社、海外電力インフラ事業に対する包括的提携

2017年04月07日 12時10分更新

文● 天野透/ASCII

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 マカフィー、東京電力パワーグリッド(東電PG)、東芝、NTTデータ、東光高岳、日本工営の6社は4月5日、電力系統監視制御システムおよび周辺技術の海外事業展開に関して戦略的な提携合意を発表した。周辺技術にはサイバーセキュリティー対策や情報通信ネットワーク、送変電設備・装置などの開発・保守・運用などが含まれる。

 6社は2017年4月から、東南アジアやアフリカなどでサービス提供に向けた市場調査を開始し、将来的には送配電設備などの運転管理業務、維持管理業務といった総合事業を展開する。

 これまで東電PGが海外販売する際、保有する電力系統監視制御システムおよびセキュリティーや、保守・メンテナンスなどの周辺技術は、1社または複数社がプロジェクトごとに協業していた。本提携により、各社の持つ技術をパッケージ化して組み合わせ、顧客ニーズに沿ったサービスを提供する。

 マカフィーはワールドワイドでの重要社会インフラへのサイバーセキュリティー対策の知見と経験を活かし、本提携による事業展開の中で海外での事業領域拡大を推進していくとしている。

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