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春のヘッドフォン祭 2017 第3回

ドイツの老舗beyerdynamicの珍しいデジタル製品

この発想はあり!? ケーブル交換感覚で使えるポタアン「Impacto essential」

2017年04月29日 22時00分更新

文● きゅう 編集●ASCII

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これはなんだ? リモコン……だけじゃないぞ

 ハイエンドヘッドフォンの中には、インピーダンスが高く、限られた電力のポータブル機器ではなかなか音量が取りにくい……という機種が結構存在する。代表例としては、ヘッドフォンメーカーの老舗、ドイツのbeyerdynamicのT1シリーズだろう。

 最新の「T1 2nd Generation」はインピーダンスが600Ωもあり、手持ちのスマホなどでは音量をマックスにしてちょっと物足りないという場合もあるはずだ。一方で時代はモバイルリスニングが当たり前だし、音源もハイレゾが主流になっている。といっても外付けのUSB DACじゃちょっとかさばる……。

 そんなニーズをメーカーも自覚したのだろう。beyerdynamicから面白い製品が出た。beyerdynamicと販売代理店のティアックがヘッドフォン祭の会場で公開した「Impacto essential」だ。

裏面、シンプルだがおしゃれ

 Impacto essentialは簡単に言うと、ヘッドフォンをリケーブルする感覚で、駆動力強化と最新のハイレゾフォーマットの再生にも対応できてしまうという「一挙両得の製品」だ。選曲操作ができる、リモコンを挟む形で片側にUSB入力、もう一方に3.5mmジャックを2つ備えている。一方にPC/スマホ、もう一方にヘッドフォンに接続するかたちだ。

接続のイメージ。リモコン付きケーブルに交換する感じ

 機能的にはヘッドフォンアンプ付きのUSB DACと同じなのだが、ケーブルをヘッドフォンのハウジングに直付けでき、リモコン部分も小さいため、感覚的には「ケーブル交換に近い使い勝手」と言える(機能的にはUSB DACと変わらないが)。対応機種は「T1 2nd Generation」(600Ω)、「T5p 2nd Generation」(32Ω)、「AMIRON HOME」(250Ω)などとなる。600Ωでも7mWの出力があり、音量の取りづらいT1 2nd Generationでも十分にドライブできるとのこと。

ヘッドフォンに装着したところ

 USB DAC部分は384kHz/32bitのPCMおよびDSD5.6MHz、4Hz~52kHzの再生に対応する。歪み率は0.002%、S/N比は121dB、チャンネルセパレーションは97dB。サイズは幅63×奥行き32×高さ7mm、重量は12g。デスクトップ利用を想定した1.4mのUSB TypeAケーブルのほか、0.8mのMicro-USBおよびUSB Type-Cケーブルの合計3本が付属する。

ヘッドフォンのハウジングに直結できる。USB DACのミニジャックにヘッドフォンから伸ばしたケーブルをつなぎ直さなくていい

 海外では6月発売予定。国内導入に関しては準備中(真摯に検討中)だという。価格は320ユーロ。国内の販売価格は為替などを考慮して決めるそうだが、リモコンケーブルと考えると、ちょっと高めになってしまいそうだ(USB DACと考えると高く感じないのだが)。

 なおWindowsやMacのほか、Androidにも対応するが、iOS機器に関しては認証などの関係で現時点では対応していないそうだ。

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