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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第10回

【鉄板&旬パーツ】8コアのハイスペックPCに最適なMini-ITXケース

2017年04月26日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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Fractal Designのキューブ型も定番の1台

Elite 110 Cube
メーカー:Fractal Design
URL:http://www.fractal-design.jp/home/products/cases/core-series/core-500
実売価格:9000円前後

 キューブ型のもうひとつの定番ケースが「Core 500」になる。本体サイズは「Elite 130 Cube」と同クラスの250(W)×367(D)×203(H)mmになるが、リア120/140mmファン×1(140mmファンを標準装備)、トップ120/140mmファン×2を取り付け可能と、エアフローを高められる仕様になっており、トップにはサイズ制限があるが280mmラジエーターの搭載も可能だ。

冷却性能に期待できるFractal Designの「Core 500」。トップへのファン搭載有無で変わるが、CPUクーラーは全高170mmまで対応。120mmファン採用のサイドフローCPUクーラーもオッケーだ

電源ユニットはフロントボトム搭載で、奥行き170mmまでのATX電源に対応する。ただ、ケーブルの取り回しを考えると、奥行き短いSFX電源ユニットがオススメだ

ビデオカードの吸気を妨げないように、右サイドに2.5インチ/3.5インチベイを装備。排他ではなく、各2台を搭載可能になっている

トップのブラケットに、240/280mmサイズのラジエーターを採用する簡易水冷を搭載するのもありだ

まだまだある定番のMini-ITXケース

METIS
メーカー:RAIJINTEK
URL:http://www.itc-web.jp/product/metis
実売価格:5700円前後

 本体サイズは若干大きくなるが、「Ryzen」に良さげなビデオカード搭載可能なMini-ITXケースは、まだまだある。それがクーラーマスターの「Elite 1×0 Cube」シリーズと同じく、定番のひとつとして上げるショップスタッフが多いRAIJINTEK「METIS」だ。

 対応ボード長は170mmまでになるが、本体サイズが190(W)×277(D)×244(H)mmと十分コンパクト。そのうえ、アルミ製ながら5700円前後と手ごろ価格で、LED搭載マザーボードを活かせるサイドアクリルパネル装備、6色から選べるカラバリを用意しているのが◎。

 ただ、「METIS」は倒立タイプになっており、ビデオカードはトップ側に搭載する形になるが、トップパネルには吸排気口が一切ない(国内未発売の新型「METIS PLUS」では改善)。そのため、ミドルクラス以上のGPUを搭載したビデオカードで構成する際は、ちょっとエアフローに注意が必要だろう。

RAIJINTEK「METIS」。キューブタイプと比べ、内部スペースに余裕があるので、組み立て難易度はダウン

6色のカラバリを用意。内部レイアウトは倒立タイプで、右サイドパネルにはアクリルウィンドウを装備

内部レイアウトは倒立タイプ。エアフローはリアの120mmファンから吸気し、フロントの電源ユニットで排気する構造になっている

トップとボトムにドライブベイを装備し、3.5インチ×1、2.5インチ×2を搭載可能。ただ、CPUクーラーの幅やビデオカードによっては、干渉する可能性も

RAIJINTEKのサイトには、トップに120mmファンを搭載可能で、ドライブベイも増加した新型の「METIS PLUS」が掲載されているが、国内では未発売だ

いろいろな構成で組める
自由度の高いケースはコレ

 ここからはキューブ型と比べると筐体は大きくなるが、コンパクトにハイエンド構成を組めるMini-ITXケースを3製品紹介していこう。

 1台目は、180(W)×368(D)×299(H)mmのコンパクトサイズながら、最大350mmまでのビデオカードや240mmラジエーターの水冷システム、最大7基のファンを搭載可能になっているCOUGAR「QBX KAZE」だ。

QBX KAZE
メーカー:COUGAR
URL:http://www.milestone-net.co.jp/product/cougar/pc_case/QBX_KAZE.html
実売価格:7000円前後

複数ショップのゲーミング向けコンパクトBTO PCに採用されているPCケースのデザイン違いとなっている「QBX KAZE」。BTO PCの構成を参考にするのも手だ

左サイドにはファンや2.5インチ/3.5インチを搭載できるブラケットを装備

電源ユニットはフロントに縦に設置。奥行き1400mmまでのATX電源に対応する

サイドブラケットには2.5インチ×2または3.5インチ×1を固定できる。なお、ドライブベイを外すことで、240mmラジエーターも搭載可能

ボトムには120mmファンを2基搭載でき、防塵メッシュフィルターを装備。4面メッシュ仕様なので、吸気をボトムにして内部へのホコリ侵入を軽減したい

 COUGAR「QBX KAZE」は、「長~く使える極上のPCケース2015【番外編】」でも紹介しているので、参考にしてもらいたい。

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