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トリニティらしい工夫に富んだ家具や小物が登場予定

誰でも整理整頓できる次世代机が登場! NuAns新シリーズ「WORKLIFE」がミラノで公開

2017年04月15日 17時00分更新

文● 山根康宏 編集●ゆうこば

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 4月4日から9日までイタリアのミラノで開催されたデザインの祭典「ミラノ・デザインウィーク2017」に、日本からはトリニティが初参加しました。同社の「NuAns」は、スマートフォンやケース類など、デザインに優れた製品を次々に送り出しています。

 世界各国から優れたデザイン製品が集まるこのイベントで初公開されたNuAnsの新シリーズ「WORKLIFE」。同社によると「働く」ことをもっと自由に、楽しくするために、をキャッチフレーズとした新しいデスク周りの製品です。もちろんスマートフォンを活用するためのアクセサリーも登場しています。

ミラノ・デザインウィークに初出展したトリニティの星川哲視代表取締役

 WORKLIFEには、スマートフォンの周辺機器などであふれかえった机の回りを整理してくれる製品などが登場します。そして、それらの製品を置くためのデスクそのものも発売します。

 上の写真で星川氏と一緒に写っているのがWORKLIFEのデスク「BASE」です。このデスクもモバイラーには便利な仕様になっていますが、まずは先にスマートフォン関連で便利なアクセサリーを見てみましょう。

WORKLIFEの新製品が並ぶ。NuAnsが出展したSuperDesign Show

複数台持ちにうれしい充電台や仕切りが便利な小物入れ

 たくさんのスマートフォンの充電に困っている人は多いでしょう。「COLONY」は7台のスマートフォンやタブレットを立てかけることのできるスタンドが上部にある充電台です。充電ケーブルは本体の中から側面に引き出して使うので机の上はすっきり。7台の端末の充電もラクにこなせます。

スマートフォン7台を並べて充電できるCOLONY

 内部構造を見てみると、フタをあけるとまずはケーブルを収納するスペースがあります。さらに、その部分を取り外すと、モバイルバッテリーを収納できるようになっています。ACアダプターを多数入れるとなると、スペースがもっと必要ですよね。モバイルバッテリーを使うというアイデアはなかなかのもの。

フタを外すとケーブルを整理できるスペース。その下にモバイルバッテリーを入れる

 筒状の箱は「CADDY」。小物やケーブルをすっきりと収納できます。下部側にはさらに小さい小物を入れる部分があり、ここだけを取り外して電池やメモリーカードなどを入れておけます。

小物入れのCADDY。本体下部は内側から外れる

 そして、内部は4つに仕切られているので、ケーブル類をまとめてここに入れておくことができます。この仕切り部分は手であけば仕切りが無くなり、中は1つの大きな空間になります。ちょっと大きめのものなどを入れたいときにも対応してくれるのです。ここに予備のスマートフォンを入れておくのもいいのかも。

内部は仕切りで4つに分かれる

仕切りをあけば大きな空間が現れる

 「FLIPBOX」はデジカメなど、ちょっと大きめのモノを保管して置ける収納箱。積み重ねて使うことも可能です。NuAns共通の色合いのファブリックな素材を使った仕上げが美しいですね。

収納箱のFLIPBOX

 この手の箱はフタが上にあるために積み重ねたときに中身を取り出しにくいのですが、FLIPBOXはフロント側が開くので重ねた使い方もOK。さらに、フタは上にも開くので、細かいものをたくさん入れたときなどは、そのFLIPBOXを一番上に積み重ねておけば、中身をすぐに確認することもできるわけです。

フロント側が開くので積み重ねても中身の出し入れがしやすい

フタは上まで開けることも可能

Apple Pencilがジャストフィットするペンケースも

 ステーショナリーの「FLIPTRAY」はペンケースですが、「Apple Pencil」が入るサイズはさすがNuAnsです。フタ部分を開いて裏返すと、傾斜が付いた状態になるのでペンも取り出しやすくなります。

ペンケースのFLIPTRAY

Apple Pencilももちろん収納可能

 また、名刺ケースの「FLIPHOLDER」はスライド式で使いやすい形状。クレジットカードやお札、SIMカード(台紙ごと)を入れておくのにもよさそう。

FLIPHOLDERはスライド式の名刺ケース

こちらも手触りのいい素材で使うのが楽しくなる

マグネット式アクセサリーで整理整頓できる机「BASE」

 さて、今回のWORKLIFEの目玉といえるデスク「BASE」がこちら。シンプルな机ですが、天板と下の板の間に金属板が入っているために剛性が高く、たわみません。ノートPCなどを置いてももちろん問題無し。

シンプルなワークデスクのBASE

 このデスクがBASEと呼ばれるのは、机の周辺の金属部分が天板と下板部分よりへこんでいて、ここにマグネット式のアクセサリーを取り付けられるのです。カップフォルダーやフックなどで、これらを付けることで、机の上をすっきりとさせることができます。

BASEの周囲に取り付けられるアクセサリー

天板と下板の間の金属部分にマグネットでアクセサリーを取り付ける

 机の上に置いておいたコーヒーカップを倒してしまって、ノートPCにこぼしてしまったなんて人も多いでしょう。また、小物やらペンなどが机上に散乱していると場所を取ってしまいます。しかし、BASEにアクセサリーを取りつければ、それらのものはすべて机の回りに置くことができるのです。

BASEとアクセサリーを使えば、机の上がこんなにスッキリする

 スマートフォンからNuAnsを知った人もいるでしょう。NuAnsはトリニティのブランド「Simplism」と、クリエイティブユニット「TENT」の共同プロジェクトとして生まれたブランド。そのデザインの完成度の高さは、世界中で認められています。この3月には「iFゴールドアワード2017」を受賞。日本では「2016年度グッドデザイン特別賞[ものづくり]」も受賞しています。

NuAnsのデザインに関わる株式会社テントの治田将之氏(左)と青木亮作氏(右)

 使いやすさと便利さに美しさを加えたNuAnsのWORKLIFE。机周りの環境を変えたい、あるいはもっとすっきりさせたい、なんて考えている人にはうってつけの製品でしょう。発売される日が楽しみです。

そして、NuAnsのスマートフォンももちろん忘れてはいけない

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