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富士通とオラクルによる世界最速サーバー「SPARC M12」が提供開始

2017年04月04日 14時30分更新

文● 天野透

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 富士通とオラクルは4月4日、UNIXサーバーの新モデル「SPARC M12」を全世界で提供開始すると発表した。

 搭載される新プロセッサー「SPARC64 XII(スパークロクヨン トゥエルブ)」は、SPECint_rate2006およびSPECfp_rate2006ベンチマークテストでCPUコアあたりの演算処理における世界最高を記録している。

 ラインアップは2CPU採用の「SPARC M12-2」と、最大で32CPUまで段階的に拡張可能な「SPARC M12-2S」の2モデルが用意される。OSはオラクル「Solaris」のほか、仮想化機能として集約効率に優れた「VM Server for SPARC」をサポートする。

 CPUコアあたりの性能を、従来製品の最大2.5倍に強化。また、データをメモリー内で処理する「Oracle Database In-Memory」使用時における検索同時実行数を、従来製品「SPARC M10」の2倍に拡張した。これによりクラウド上のデータ処理にメインメモリーデータベースが活用されるという。

 最小2コアから1コア単位でCPU性能を増減できるCPUコアアクティベーション機能を搭載し、業務量にあわせたSPARC M12の構成変更が可能。また、上位モデルのSPARC M12-2Sでは、筐体を連結して1台のサーバーとして利用可能なビルディングブロック方式を採用した。最大16筐体の連結により、1システム内に3000以上の論理CPUを動作させることが可能としている。これにより導入時はスモールスタート、ビジネス拡大やICTインフラの統合にあわせた段階的な拡張が可能となる。

 そのほか、プロセッサー上の全回路に装備されたエラー検出機構やプロセッサー自身でエラーを修復するリカバリー機構など、SPARC M10にも実装された保全機能をすべて継承した。

 冷却機能は業界初となるポンプで冷媒を循環する減圧気化冷却技術「Vapor and Liquid Loop Cooling(VLLC)」を富士通が開発。富士通は「同じ発熱量のCPUを冷却した場合、従来製品であるSPARC M10-4あるいはSPARC M10-4Sの冷却機構と比べて、温度上昇を半分に抑えることができる」としている。

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