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360度カメラやクレードルなど「Galaxy S8」周辺機器が続々登場

2017年03月31日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII.jp

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 サムスン電子の新スマートフォン「Galaxy S8」「Galaxy S8+」発表に合わせて、周辺機器やアクセサリーも発表されました。その中でも2製品は、スマートフォンの利用シーンを拡大できる便利なアイテムです。

iPhoneにも対応の小型360度カメラ
Gear 360(2017)

 サムスン電子は昨年、360度カメラ「Gear 360」を日本を含むグローバルで発売しましたが、その後継モデルとなる「Gear 360(2017)」がGalaxy S8シリーズの発表に合わせてアナウンスされました。片手でも楽に持てるグリップ部分の付いた形状です。前モデルは球形で小柄ながらもやや大きめで、付属の三脚を付けることで片手持ちもできましたが、新型はひと回り小さくなったことで、ポケットにもすっぽりと入る大きさとなりました。

グリップ部分が付き、小型になった「Gear 360(2017)」が発表された

 前後に180度撮影カメラを備えることで全天360度の撮影が可能。静止画は1500万画素、動画は2048×4096ドット/毎秒24フレームの撮影に対応します。また、タイムラプスやループ撮影も可能。対応機種はAndroidがGalaxy S8などのGalaxyシリーズ、iOS 10.0以降のiPhoneシリーズなど。さらにWindows、Macでも利用できます。

 新Gear 360はスマートフォン経由でFacebookやYouTubeへの360度ライブストリーミング配信に対応します。本体サイズは100.6×46.3×45.1mmで重量130g。バッテリーは約1160mAhで約130分の動画撮影が可能とのこと。

片手でも持てるグリップ付き

GalaxyでもContinuumが使える?
Samsung DeX

 Samsung DeXはスマートフォンをデスクトップPC化できる機能です。クレードル「DeX Station」に外部モニターとキーボードを接続し、Galaxy S8かGalaxy S8+を置くと画面をディスプレーに映し出せます。表示はスマートフォン側の画面そのままではなくPCふうにカスタマイズされたものとなり、たとえばタスクバーには時間やネットワーク(Wi-Fi、LTE)のステータスの表示もされます。また、マイクロソフトのオフィスアプリなどは画面内でウィンドウサイズを自由に変えることもできるとのこと。

Galaxy S8シリーズをPC化できる「DeX Station」

 DeX Stationは内部にUSB Type-C端子を備え、Galaxy S8、Galaxy S8+を接続します。外部にはUSB、HDMI、LAN端子、そして給電用USB Type-C端子を備えています。USBにはキーボードやマウスを接続可能。Windows 10 Mobileの“Continuum”によく似た製品で、DeX Stationだけを持ち運べば、外出先でも簡易PC環境を構築できるのが大きなメリットになります。

外部ディスプレーとキーボードを利用可能。エクセルなどはウィンドウサイズも変えられる

ワイヤレス充電台はシックな色合い&スタンドにもなる

 さて、Galaxyシリーズはワイヤレス充電に対応しており、これまでにも純正品のワイヤレス充電台が販売されてきました。Galaxy S8、Galaxy S8+用にはカラバリに合わせて、落ち着ついた色合いのモデルが登場する予定です。また、充電台の上部は可動式で斜めに引き上げるとGalaxy本体を立てかけながら充電できる、スタンドタイプの形状で使うこともできます。もちろん急速充電にも対応。

スタンドスタイルにもなる新しいワイヤレス充電台

豊富なケース類は定番製品が多数登場

 Galaxy S8とGalaxy S8+用のケース類は、純正品も多数登場します。いずれも過去モデルでも販売された定番とも呼べるもので、純正品だけでも選択肢はかなり豊富になっています。

 その中でも、Galaxyシリーズを横向きに立てることのできる「クリアビュースタンドカバー」は、Galaxy S8、Galaxy S8+の横幅がスリムになったことでより使いやすくなりました。過去モデルでは、スタンドとして立てようとしても横幅があるため、カバーを開ける動作がややめんどうでした。しかし、今回の2製品はカバーを開いてくるりと裏側に回せば即座にスタンドになります。アスペクト比18.5対9とシネマ向け比率のため、横向きにした際に動画コンテンツが閲覧しやすいと言えるでしょう。

スリムな本体になったからこそ使いやすい、クリアビュースタンドカバー

 LEDを内蔵し時刻などを表示できるLEDビューカバーも、これまでどおりGalaxy S8、Galaxy S8+向けに発売されます。さらに、シリコンカバーはIP68防水になった新モデルだからこそ使いたい製品。お風呂や台所で使う際、誤って本体を落としても破損を防いでくれるでしょう。

定番製品のLEDビューカバー

防水端末向けともいえるシリコンカバー

 話は変わりますが、最近は新興メーカーのスマートフォンなどが、製品パッケージの中にクリアカバーを同梱して販売するケースが増えています。Galaxy S8、Galaxy S8+用のクリアケースカバーが登場しますが、これらの製品がパッケージに同梱されるか説明員に聞いたところ「未定」とのこと。両製品は日本でもおそらく発売されるでしょうが、手軽に本体を傷から守ることのできるクリアカバーはぜひ同梱してほしいものです。

ベーシックなクリアカバー。端末パッケージへの同梱に期待したい

気になるキーボードやレンズカバーは登場せず?

 純正品以外にも、サードパーティー製のカバーが多数紹介されました。TUMIやKate Spadeといったブランドメーカーの製品や、ケースメーカー大手がGalaxy S8、Galaxy S8+向けのケース発売をアナウンスしています。ケースに関してGalaxyシリーズはかなり種類が豊富なので、今回の新端末もケース選びに悩むことはないでしょう。

 過去のGalaxyシリーズ向けに発売になった、いくつかの製品が今回は展示されていませんでした。Galaxyを“BlackBerry化”できるキーボードカバーが無かったのは、本体の横幅がスリムになったことで、QWERTYキーボードを配置するスペースが足りなくなったからかもしれません。

 また、Galaxyシリーズのカメラを望遠や広角にするレンズカバーも展示は無し。こちらはサムスンの旧デジカメ開発部門も絡んだ高性能レンズを使ったカバーだけに、ぜひとも追加投入してほしいものですね。

ブランド品を含む多種多様なケースが登場

残念ながらキーボードケースやレンズケースは投入されないようだ


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