Summit RidgeことAMDの次世代CPU「Ryzen」の販売が3日(金)午前零時をもって解禁。秋葉原では恒例の深夜販売が行なわれた。平日深夜という条件にも関わらず、一刻も早く「Ryzen」を入手したいというAMD好きのユーザーが多数集結した。
関係者が口をそろえて「予想以上に盛り上がった」と語る「Ryzen」の深夜販売。ドスパラ パーツ館、パソコン工房秋葉原BUY MORE店、TSUKUMO eX.の3店舗には、合計300名ほどの熱心なAMD好きユーザーが集結。平日深夜の秋葉原は大いに盛り上がった。
今回発売されたのは、「Ryzen 7 1800X」「Ryzen 7 1700X」「Ryzen 7 1700」の3モデル。最終的に、最上位モデル「Ryzen 7 1800X」は完売。深夜販売を行なったショップでは、いずれも今週中の入荷については厳しい状況という。購入予定の人は、深夜販売を行わなかった3日開店のショップを狙うしかなさそうだ。
なお、パフォーマンスについては「インテル超え確実!? Ryzen 7最速ベンチその実力とは?」で詳しく解説しているので参照してもらいたい。
また、発売前から話題となっていたSocket AM4対応マザーボードの品不足は結局解決されず。ASRock、ASUS、BIOSTAR、GIGABYTE、MSIから、合計16モデルが発売されたが、一部モデルを除きほぼ完売となった。来週以降再入荷が予定されているものの、しばらくの間は品薄状況が続くかもしれない。
対応CPUクーラーについては、各ショップが告知している通り。いくつか用意されているので同時購入を検討している人はスタッフまで相談するのが安心だ。既存モデルの流用を考えている人は、手持ちのリテンションが使えるかよく確認しておこう。
いい意味で、予想を大きく裏切る大盛況で終わった「Ryzen」のデビュー。良好なパフォーマンスも出ており、今後の自作市場に変化をもたらすのは確か。最高のデビューを飾っただけに、今後の流通状況や使い勝手の向上にぜひとも期待したい。