Core i7-7500U(3.6GHz)、8GBメモリー搭載と高性能さが光る「dynabook VZ72/B」。モバイルノートとしては非常に高い基本性能を持っているが、どこまでの利用に耐えてくれるのだろうか。3Dゲームの利用についてもベンチマークで紹介しよう。
総合力は高いものの3D処理は少し苦手
モバイルノートPCとしては非常に高い性能を持つdynabook VZ72/Bは、日常的なオフィスワークや家庭でのライトな利用で不満を感じることはない。しかし、もう少し重い業務をさせるとなればどうなのか。
PCの総合力を計測するベンチマークとして「PCMark 8」を実行してみたが、ノートPCとしては非常によい結果になった。やはり総合力は十分にあることがわかる。
グラフィックス性能を計測するベンチマーク「3DMark」の「Fire Strike」と「Time Spy」の実行結果は、それほど高くはならなかった。これはグラフィックス機能としてCPU統合ものを利用しているせいだろう。総合力は高いながらも、3D性能はそれほど高くない。
3Dゲームは設定次第でプレー可能
高度な3D描画は少々苦手であることがわかったが、3Dゲームで遊ぶことができるかどうかもベンチマークしてみた。まず「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」をウィンドウモードで、解像度を1920×1080のフルHDに設定し、画質設定は「標準品質(ノートPC)」にして実行してみたが、残念ながら「設定変更を推奨」という評価になった。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」も実行してみた。こちらもウインドウモードで解像度はフルHDとしている。「グラフィック設定」を「低品質」にした時の評価は「快適」となった。「標準品質」に引き上げた結果でも「普通」という評価が出ている。
この結果から見ると、負荷の軽めなゲームや、負荷を低減する設定が多彩に行えるようなゲームならば無理なく遊べそうだということがわかる。ゲーミングノートではないモデルなのに、十分にがんばってくれているという印象だ。
これだけの性能が、わずか1099gのモバイルマシンに収まっているということも評価したい。プレイするゲームや、その設定さえ選べば外出先でも楽々とゲームが楽しめてしまうわけだ。もちろん画像を多用したドキュメント作成など、ゲームよりは負荷が低いものの少し負担が大きくなるような作業も快適に行なえるはずだ。
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512GB SSD搭載でも18万1980円から
東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。たとえば「dynabook VZ72/B」の場合、東芝ダイレクトの直販価格は19万5480円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は16万6860円(2月28日現在)からとなっている。なんと、512GB SSD搭載モデルも18万1980円(2月28日現在)からだ。
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試用機の主なスペック | |
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機種名 | dynabook VZ72/B |
CPU | Core i7-7500U(2.7GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB SSD/512GB SSD |
ディスプレー | 12.5型(1920×1080ドット)、タッチ対応 |
通信規格 | 有線LAN(100BASE-T、USB Type-Cアダプター使用時)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.1 |
内蔵ドライブ | ー |
インターフェース | USB 3.0端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、Thunderbolt 3端子 |
インターフェース(USB Type-Cアダプター使用時) | HDMI端子、ミニD-sub 15ピン、USB 3.0端子、Ethernet端子 |
サイズ/質量 | およそ幅299.0×奥行219.0×高さ15.4mm/約1099g |
OS | Windows 10 Home(64bit)/Windows 10 Pro(64bit) |