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前田知洋の“マジックとスペックのある人生” 第37回

Facebookで「いいね!」やリーチが多い写真を手軽に撮影するには

2017年02月14日 17時00分更新

文● 前田知洋

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 Facebookなど、SNSに投稿する写真。「いいね!」がされやすいのは、やっぱりキレイな写真です。もちろん、いろいろな撮影テクはありますが、筆者がオススメなのは「撮影に面光源を使うテク」。オークションなどへ出品が多いユーザーにはよく知られている方法です。

 原理は単純で「いろんな角度から均一な光を当てること」。これで影がやわらかい、キレイな写真に仕上がります。

 もちろん、光と影が混在したドラマチックな写真も悪くはありません。しかし、そういう写真って撮影に時間がかかりがち。忙しい合間に、パッと写真をとってサクッと投稿する。そんなSNSには、ドラマチックな写真はあまり向かないと筆者は思っています。

 オークションの商品撮影は、ライトハウスとよばれる小さなテントみたいな照明が使われますが、筆者は持っていません(笑)。それでは、どうやって面光源をつくるのかというと、いろいろな方法があります。

 まずは、曇りの日に外で撮影すること。これが一番簡単です。空の雲が「面光源」になります。

文字盤が白蝶貝で作られたアンティークのコンパス。曇りの日に屋外で撮影。オークション用ではなく建築誌に連載しているページ用に撮影しました

 ところが、筆者は夜型のライフスタイル。「あっ!SNSに投稿する写真がない!」と気がついたときに深夜を回っている…、ってことがよくあります。

 そんなときは、天井や壁にカメラのフラッシュの光を反射させて面光源を作っています。

コンデジを選ぶなら、フラッシュが上をむくタイプがおすすめ

 本格的な一眼レフ用の外付けフラッシュであれば、発光部が可動したり「バウンズ」と呼ばれる天井や壁に光を反射させる機構がついていることがあります。これも面で反射させることで光をやわらげ、背景などに強い影をつくらない効果を生み出します。コンデジでもポップアップ式の内蔵フラッシュの発光部が上を向くタイプであれば、こうした「バウンズ」を外付けフラッシュなしで、同様の効果をだすことが可能です。

 ただし、シャッターボタンを押すあいだ指先で発光部を上に保持しておかなければならないことや、可動部など繊細な部分なので無理な力をかけないようするのが少し手間かもしれません。筆者が使用しているPanasonicのDMC-GM1は電車のパンタグラフのように発光部がポップアップするので、簡単に上をむけて撮影することができます。

ポップアップ式のフラッシュで発光部が上を向くタイプのコンデジ、PanasonicのDMC-GM1

スマホでもスタジオ撮影のようになる専用ライト

 もし、頻繁に室内で撮影した写真をSNSに投稿するのであれば、撮影用のライトを購入するのもオススメです。筆者が使用しているライトは、動画撮影のために入手しました。最初はレフ板(光を反射させる幕など)も合わせて使っていましたが、撮影に使うリビングが白い天井と壁だったこともあって、現在は壁と天井に向けるだけで、ほぼ影のない撮影ができています。もちろん、動画用でも写真撮影に使えます。

筆者が使っているC-PLUS FLライト5。量販店で3万円前後(スタンドは別売)

 前回の記事に使ったドライヤーの写真は深夜の3時ごろに自宅で撮影したもの。面光源のライトをひとつだけ使っただけですが、昼の自然光で撮影したような写真に仕上がっています。

深夜でも昼の自然光のような影の少ない写真が撮影出来る(C-PLUS FLライト5のみ、フラッシュなし)

 ライトに使われている蛍光管により、たまに写真が緑色がかることがありますが、そんなときはレタッチソフトなどで補正します。

 SNSなどに投稿する場合、筆者は本格的なフォトレタッチソフトではなく、Macなら「写真」アプリのような一般向けのソフトを使用しています。アプリの「編集」→「ホワイトバランス」→「中間グレー」を選び、画像のグレーの部分をスポイトのようなポインターでクリックするだけです。

 撮影用のライトは、扇風機ほどのサイズで小さくはありません。しかし、部屋に出しっぱなしにしておいても電気スタンドのような照明器具のせいか、それほど気にならないことも特徴です。もし、たまにしか使用せず、コンパクトなライトが好みであれば、LEDを使った小型でフラットなタイプも多く販売されています。

 うまく撮影するポイントは、ライトからの光を直接被写体に当てるのではなく、(白い)壁や天井に向けて光を面で反射させるようにすること。蛍光管を使っているタイプは、ランプが温まり完全に明るくなるまで1分ほど待ってから撮影することです。

 専用のライトを用意すると聞くと「お金がかかるし、面倒だなぁ…」と思われるかもしれません。しかし、一度準備してしまえば、いつでも手間をかけずにキレイな写真を撮影し、手軽に投稿することができる。ほぼ毎日投稿することを考えれば、決して無駄な投資にはならないはずです。

 もし、Facebookなど、SNSに投稿するネタに困ったら、iPhone用アプリ「FaceApp(https://itunes.apple.com/jp/app/faceapp-free-neural-face-transformation/id1180884341?mt=8)」で写真の性別を反転させてみてはいかがでしょうか…(笑)。

左が元写真、右が女性に変換された筆者(笑)

前田知洋(まえだ ともひろ)

 東京電機大学卒。卒業論文は人工知能(エキスパートシステム)。少人数の観客に対して至近距離で演じる“クロースアップ・マジシャン”の一人者。プライムタイムの特別番組をはじめ、100以上のテレビ番組やTVCMに出演。LVMH(モエ ヘネシー・ルイヴィトン)グループ企業から、ブランド・アンバサダーに任命されたほか、歴代の総理大臣をはじめ、各国大使、財界人にマジックを披露。海外での出演も多く、英国チャールズ皇太子もメンバーである The Magic Circle Londonのゴールドスターメンバー。

 著書に『知的な距離感』(かんき出版)、『人を動かす秘密のことば』(日本実業出版社)、『芸術を創る脳』(共著、東京大学出版会)、『新入社員に贈る一冊』(共著、日本経団連出版)ほかがある。

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