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アウトカメラ頂上決戦! 苦手なシーンで撮影対決! 第2回

スマホのカメラで室内とご飯写真を綺麗に撮れるか限界テスト!

2017年02月07日 12時00分更新

文● 林 佑樹 編集●スピーディー末岡/ASCII.jp

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ご飯写真はちょっと苦手
FREETEL「RAIJIN」

 リアカメラは1600万画素、F値2、OISナシ。同社の「極2」と同じ傾向のカメラだが、手ぶれ補正がないのがもったいないくらい、室内の描写は良好。もちろん、日中の屋外でも安定して使えそうである。一方で、ご飯写真は残念な具合になった。

1/60、F2、ISO127。明るさは他の端末と似ているが、色被りは少なめと良い感じ。手ぶれ補正ナシにかかわらず、シャッタースピードは遅めだ

1/40、F2、ISO105。気持ち明るく出ており、また顔の色ノリもいい

1/20、F2、ISO440。あまり美味しそうにならなかった。またしっかり構えていたにもかかわらず、写真左端あたりがブレが生じてしまっている

室内はやや暗めでご飯写真はまずまず
ソニーモバイル「Xperia XZ」

 リアカメラは2300万画素、F値2、OISアリ。RGBC−IRセンサーのおかげか、色被りは最小限だ。Mate 9と並ぶ質感もイイ感じと、カメラ・センサーメーカーの端末らしさもある。ただ室内では暗めになりがちであり、露出補正は必須だ。なお、プレミアムおまかせオートはおとなしいものだった。

1/64、F2、ISO50。全体的に良好だが、YouTubeのアクセサリのディティールがやや失われている

1/64、F2、ISO50。Mate 9と同じく質感がよく出ている。また髪の毛の彩度が他に比べて高くなっているのもポイント

1/32、F2、ISO200。スープの色を見ると、気持ち緑色が強めだが、全体的には美味しそうに記録されている。撮影時はX-Reality for mobileがオンで、スープが魔術めいて緑色で不安だったのだが

全体的に良好な描写
ASUS「ZenFone 3 Deluxe」

 リアカメラは2300万画素、F値2、OISアリ。色彩補正センサーの恩恵は第2回でもよく出ている。フォーカスに迷うことや、タップしたところをフォーカスしてくれなかったりというアクシデントもあったが、ヘタな処理はしないで質実に色を出してくるため、そのままではキツいと思っても、補正はしやすいハズだ。

1/60、F2、ISO185。良好な描写傾向。ややChromeロゴの赤色がくすんでいるが、明るさを足すと違和感は減った

1/60、F2、ISO219。ドロイドさんばかりをオートでフォーカスしていたので、人形の顔をタップしてみてのカットだが、フォーカスは肩あたりに。画面上では顔にフォーカスが合っていたのだが、なぜか出力された写真がこれだ。接写時の挙動に問題があるか、個体差か、ちょっと判断がつかない

1/30、F2、ISO747。色合いが強めに出ており、かつ気持ち暖色に傾いて、大変、飯テロ性能の高いものになった

【まとめ】Mate 9のカメラ性能は
頭ひとつ抜けている

 Mate 9の強さがひとつ抜きんでている。質感と色がよく、カラーセンサー+モノクロセンサーを採用したモデル群の人気の高さに頷けるものだ。バランスの良さでいくとXperia XZ。X-Reality for mobileはオフを推奨するが、あまり考えずにパシパシと撮影していくのであれば、オススメ。またご飯写真については、ZenFone 3 Deluxeの力強さが記憶に残った。

カメラ性能では抜きんでていたファーウェイのMate 9

 室内のカットは細かい違いばかりで、ある程度の知識を必要とされるが、各端末の傾向から好みと合うかを考えてもいいだろう。ご飯写真については、Mate 9とZenFone 3 Deluxeからチェックしていくといい。

プレミアムおまかせオートが優秀なソニーモバイル「Xperia XZ」

ご飯写真にアドバンテージありのASUS「ZenFone 3 Deluxe」

【次回予告】ムーディーな室内に最適のスマホカメラは?

 次回、最終回はダウンライトや暗がりにおける人物や食べ物写真対決をお送りする。暗所にやや光が差し込んでいるシチュエーションなど、カメラを酷使しまくったテストの結果はいかに!?

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