「dynabook RZ82/A」を身軽なタブレットスタイルで持ち出して、長距離移動中の暇つぶしなどに利用するならば、どれくらい利用できるものなのか。航空機モードでのローカル動画再生や、ブラウザーでのストリーミング再生など動画再生を利用してのバッテリー持続時間テストをしてみた。
ローカル動画再生120分で36%バッテリーを消費
バッテリーベンチマークでは画面輝度を最大にするなど厳しい設定でのバッテリーの持ち具合を検証したが、もっと一般的な利用方法だとどれだけ持つのだろうか。外出先にタブレットスタイルで持ち出して映像を楽しむのならば、という設定での実験をしてみた。
まず、本体はキーボードドッグから切り離したタブレットのみにした上で、画面回転機能をロック。電源プランは「バランス」を選択した状態で、画面輝度は40%にした。これでも屋内等で利用するには十分な明るさで、暗い画面を我慢して見ている状態ではない。
また、最初はネットワーク接続をなくした航空機モードに設定。本体内部に保存した1280×720ドットのHD映像を再生してみた。映像再生にはWindows Media Playerを利用し、他には時間計測のためのBBenchをWeb巡回およびキーストロークなしで実行している。
この環境で、映画を1本見たという設定で120分の映像再生を行ってみたところ、バッテリー残量は64%となった。まだまだ余裕がある状態で、この条件下ならばもう1本映画を見ることもできるということになる。
ストリーミング動画再生も合わせて総計6時間以上の利用が可能
航空機モードでのローカルファイル再生の後には、ネットワーク接続を有効にしてWi-Fi接続をしながら、ブラウザでストリーミング配信されているHD動画の再生をループで行なってみた。輝度の設定などは変更していない状態で、バッテリー駆動ができる限り動かしたところ、充電終了からのトータル稼働時間が6時間8分18秒まで使い続けることができた。
最初に行なった120分のローカルファイル再生を除くと、オンラインのストリーミング動画再生は約4時間4分かけて64%のバッテリーを使い切ったことになる。
本体を横持ちした状態で右手のかかる背面部分は、使い続けているうちに暖かくなるが、持っていて不快なほどの温度にはならない。休みなく使い続ける動画再生でこれだけ利用できたことを考えると、一般的なドキュメント作成やブラウジングといった利用ならばさらに長時間の利用が可能になりそうだ。
Room1048/東芝ID会員(無料)なら、直販価格11万9880円から!
256GB SSD搭載でも16万4160円から
東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。たとえば「dynabook RZ82/A」の場合、東芝ダイレクトの直販価格は16万8480円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は11万9880円、1月5日現在)からとなっている。なんと、256GB SSD搭載モデルも16万4160円(1月5日現在)からだ。
この他の東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!!
試用機の主なスペック | |
---|---|
機種名 | dynabook RX82/A |
CPU | Core m7-6Y75(300MHz)/Core m3-6Y30(900MHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 515 |
メモリー | 4GB/8GB |
ストレージ | 128GB SSD/256GB SSD |
ディスプレー | 12.5型(1920×1080ドット)、タッチ対応 |
光学式ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | タブレット:USB Type-C、MicroHDMI端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、キーボードドッグ部:USB 3.0端子×2、HDMI出力端子、ミニD-sub 15ピン |
内蔵カメラ | 前面:およそ200万画素、背面:およそ500万画素 |
内蔵センサー | 電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサー |
サイズ/重量 | およそ幅309×奥行215.2×21mm/約1.399kg~1.43kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |