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3.5万円の4K液晶はPCゲーム&PS4 Proの福音となるか? 第3回

最安4K液晶+PS4 Proで高画質ゲーミング

2016年12月31日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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PC版の4K、最高設定に近づいている

 「4K解像度」モードが予想以上に奇麗だったので、PC版「Rise of the Tomb Raider」と同じシーンで、スクリーンショットを撮影したので比較してみよう。

PC版の4K、最高設定

「4K解像度」モード

 髪の毛にあたった光の処理や水飛沫の表現、ズボンやブーツの質感など、さすがにPC版の最高設定、4K解像度には及ばないが、「PS4 Pro」による「ライズ オブ ザ トゥームレイダー」の「4K解像度」モードは、PCに迫るところまで来ていると言える。今後、続くであろう各社のゲームにも、大いに期待が持てるというものだ。

Netflixの4K動画の視聴もオッケー

 手軽に高画質な4Kゲーミングを堪能できる「24UD58-B」と「PS4 Pro」の組み合わせだが、4K動画配信を行なっているNetflixの“UltraHD 4K”動画を視聴することもオッケーだった。

 Netflixで配信されている4K解像度の動画はまだまだ少なく、「デアデビル」や「フラーハウス」といったNetflixオリジナルドラマがメインになるが、4K解像度でレストアされた「ゴーストバスターズ」(1984年版)といった作品も配信中。

 視聴には、4K/UHD対応プランの「プレミアム」(月額1450円)に加入する必要があるが、1ヵ月無料体験があるので4Kコンテンツの高精細動画を気軽に試してみよう。

 なお、PC上でも4Kコンテンツを視聴できるが、ブラウザはEdgeまたはWindows 10アプリ限定。さらに、CPUにKaby Lakeこと、第7世代Coreプロセッサーが必要になっているので注意が必要だ。

「PS4 Pro」では、“UltraHD 4K”のカテゴリーが表示。4K動画を楽しめる

インテル最新CPUのKaby Lakeこと、第7世代Core iプロセッサー搭載PCが必要

複数目的で活用するなら最安4K液晶は魅力的

 4K解像度+「PS4 Pro」ならではの魅力を十分感じられるが、ゲームの対応に期待という側面も大きい。「FINAL FANTASY XV」など、「PS4 Pro」を使うことで、フルHD解像度でも十分高画質で楽しめるゲームも多く、「PS4 Pro」が主な用途で4K液晶ディスプレーを導入するのは時期尚早の感が残る。

 PCや「PS4 Pro」で4Kゲーミングを体験してみたい。広々画面を活用してPC日常用途の“ながら”作業を効率化したい、奇麗に撮影した写真、動画を高精細な美しい表示で楽しみたいといった複数の目的があり、導入コストを抑えたい人は、最安価格帯となるLGエレクトロニクス「24UD58-B」の導入を、一考してみよう。

液晶パネルサイズが異なる以外のスペックは同じになる27型モデルの「27UD58-B」もある

 ただ、映り込みのある光沢タイプのフレームや、範囲狭いチルト角度やスィーベル、高さ調節の行なえないスタンドなど、エントリーモデルならでは仕様になっている点は、忘れてはならないところだ。

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