日本HPから、15.6型液晶ディスプレーを搭載したノートPC「HP ENVY15-as100」(以下、「ENVY 15」)が発売された。アルミニウム削り出し加工による高級感あるボディを採用しつつ、スペックも注目に値するもので、第7世代(Kaby Lake)のCore i5-7200U(2.5GHz/TB時最大3.10GHz)、8GBメモリー、256GBのPCIe NVMe M.2対応SSD+1TB HDDとなっている。しかも、直販サイト「HP Directplus」で税別9万9800円からとリーズナブルな価格を実現しているのが大きな特徴だ(しかも、2017年1月15日まで年始年末キャンペーンを開催しており、より手に入れやすいキャンペーン価格が設定されている)。「ENVY 15」のデザイン、性能、価格のバランスの良さには満足する方は非常に多いのではないだろうか。
今回は、同サイトでオプションとして販売されている「Microsoft Wireless Display Adapter」を一緒に試すことができたので、その使い勝手を含めて「ENVY 15」をレビューしよう。
1枚のアルミ板から削り出した、上質なユニボディデザイン
日本HPの「ENVY 15」は、同社の個人向けパソコンの中では上級機に位置付けられるモデル。素材にまでこだわった上質なデザインと性能の高さが特徴で、最小構成時に税別9万9800円からと比較的リーズナブルな点も大きな魅力になっている。
トップカバーやボトムケースは1枚のアルミ板から削り出して成型されており、見た目が美しいだけでなく、たわみや曲げなどにも強い。ボディカラーはシルバーで統一されているが、部分的にクローム加工やダイヤモンドカット加工などが施されていて、メリハリのあるデザインになっている。また、スピーカー部のパンチング穴も単なるドットではなく幾何学的なパターンになっており、製品に洗練された趣を加えている。ちなみに、排気口はヒンジ部に隠れるように配置されており、使用時に目に入りにくいだけでなく、排気が手や膝にかかるのを防いでくれる。
ディスプレーを開くと、ヒンジ部がボディ下に入り込み、本体奥側を少し押し上げる仕組みになっている。そのためキーボード面に角度がつき、机上で作業する際もタイピングしやすくなる。こういったこだわりは、特に長時間文字を入力する際にはありがたい。