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大規模な電子マネーサービスでも十分なスループット、安全な取引処理へ

電子マネー勘定システムでのブロックチェーン技術実用性を検証実験

2016年12月20日 14時34分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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各ブロックごとのトランザクション数を示すエクスプローラーより(ブロック660が4,142tx/sを記録)

 さくらインターネット、テックビューロ、アララは12月20日、大規模な電子マネー勘定システムにおける実用を前提としたブロックチェーン適用実験に成功したと発表した。

 電子マネー勘定システムでのブロックチェーン適用を実利用を模した環境で実験することで、スループット性能や可用性、データ整合性を検証したもの。実験環境はさくらのクラウド上に構築され、テックビューロは勘定システム「mijin」の次期バージョンである「Catapult(カタパルト)」を提供、アララはmijinでの大規模な電子マネーの実用を想定した各種試験を実施した。

実験の環境:さくらのクラウド東京リージョンにて、32GB RAM 8コアのノード用サーバー3台や、128GB RAM 12コアのトランザクション発生シミュレーション用サーバー2台を構築した

 実験では、mijinによるブロックチェーンは安定して平均秒間3085.77件、最大4142件の取引を安全に処理でき、1ノードへのアクセス集中や障害を模した試験でも十分な性能を発揮したという。実験の次フェーズとして、さくらインターネットの石狩データセンターを活用。ノードを東京と北海道の2リージョンに地理的分散をしたケースのほか、アカウント数を減らしたより高いスループットを想定したケースの適用実験を計画するなど、さまざまなケースを想定して実用性の確認を行なう。

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