え、まだ11acじゃないの? 無線LANルーター特集 第4回
世界市場シェアトップのTP-Linkが日本市場に殴り込み!
爆速3150Mbps! 無線LANルーター「Archer C3150」はオススメだ!!
2016年12月15日 11時00分更新
しっかりと日本語化され、わかりやすい設定画面
設定画面を見てみると、しっかりとローカライズが行なわれており、ヘルプの項目も豊富だ。ハイエンド機であるため詳細設定が豊富だが、ログインするとまずクイックセットアップが実行されるなど、初心者など不慣れな方であっても基本設定をキチンと行なえるよう工夫されている。設定用スマートフォンアプリ「Tether」も用意されており、スマートフォンで手軽に設定したい方は注目すべきだろう。
またデフォルトの状態では、エアタイムフェアネスとMU-MIMOはオフになっている。エアタイムフェアネスはスループットの最適化処理を加えるもので、まずオンにしておきたい機能だ。
「Archer C3150」に負荷をかけて、性能をチェックしてみた
複数機器から「Archer C3150」にアクセスがあっても、本当に高速なのか? どの程度の性能なのか、以下のような状況を構築して2時間ほど様子を見てみた。
まずは4ストリームからで、YouTubeとdアニメストア、Playムービー、オンラインゲーム(PS4)を試してみたところ、まったく問題ナシ。オンラインゲームを動作させているPS4上で、音楽ストリングサービスのSpotifyを加えてみたが、どのコンテンツのストリーミングも不安定になることはなかった。
ここまでの状態に、さらに60GB分のRAWファイルを転送も加えてみたところ、ファイル転送速度にやや低下が見られたが、データ通信に問題は起きなかった。4ストリームだけでなく、CPU性能も影響していると思われ、大きなデータをやり取りする機会が多い方なら「Archer C3150」は注目すべき高い性能を備えているといえるだろう。VPNサーバー機能を搭載していることもあって、小規模ビズネス用、SOHO向けとしても十分役立ってくれそうな印象だ。
スループットも確認
スループットはどうなのだろうか。「iperf 3.1.3」を用意し、「iMac 5K Late 2015」と「MacBook Pro 13」(Late 2013)間でテストしてみた。いずれも11acに対応しており、リンク速度は1Gbps。位置関係は、iMac 5K Late 2015とMacBook Pro 13 Late 2013の間に「Archer C3150」を設置し、「Archer C3150」からの距離はそれぞれ約3m。
スコアは800Mbps付近をキープしており、ほぼほぼ理論値に近い数値になった。この状態に2台のスマートフォンで動画をストリーミング再生してみたところ、スコアに変化ナシと良好な結果が得られた。
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