あらゆるモバイルノートに目がない自分として、とっても気になるのが、東芝が発売した新型モバイルノート「dynabook V」だ。でもって、1週間試用してみたので、機能紹介とともに使用感をお伝えしていこう。
薄くて軽いのにボディーは「固い」
まず、手にして思うのは、やはり薄くて軽いということ。NECのLAVIE Hybrid ZEROの2 in 1モデルは926グラム。約170グラムこれより軽いので「ビックリするほど」ではなかったが、東芝のKIRAも使っていた経験からして、新Vシリーズはdynabookとしても久々に軽いモバイルノートだ。
これを手にして歩いていると、15.4ミリという薄さは文句なく感じるし、なによりこの軽さなのに「固い」。天板もキーボード面も背面も、どこを押さえても「たわみ」を感じないのである。
総アルミボディーで重いモバイルノートならこれくらいの固さは感じるのだが、ほぼ1キロのマシンでこの固さはなかなかない。
なぜ実現できているのかというと、底板から天板まで全面にマグネシウムを採用していることと、応力シミュレーションを活用し、各所に「補強リブ」を配置した最適設計のたまものなのである。表面塗装は高級感があり、手油もつかず、キズもつきにくそうである。液晶の最上部はLANのアンテナを内蔵していて、一部がマグネシウムではなくプラスチックなのだが、一体塗装されていて段差もない。