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HP Pavilion Wave 600 - リビングに溶け込む! 上質デザインの新コンセプトPC

2016年11月18日 10時00分更新

文● 山口優、編集●ハイサイ比嘉

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利用シーンを広げる、最大7Wの55mm口径スピーカー

 「HP Pavilion Wave 600」前面のロゴを見て推測できるように、本機には、高級オーディオメーカーBang & Olufsenとの共同開発によるサウンドシステムが搭載されており、豊かで臨場感あふれるサウンドを実現している。

本体前面にはBang & Olufsenのロゴがあしらわれている

 「HP Pavilion Wave 600」本体には55mm口径、最大7Wのスピーカーが内蔵されている。一般的なノートPCが1~2W程度なので3倍近いワット数となり、ちょっとした外付けスピーカー並みの音を出すことが可能。このスピーカーは、天板のパラボリックリフレクターのちょうど真下に配置されており、音が通気口を兼ねたスリットからパラボリックリフレクターを経由して360度に拡散する仕組みになっている。

天板のパラボリックリフレクター部分。スリット部は通気口も兼ねており、本体稼働時はあたたかい空気が排出される

 実際に普段使用している机の上に設置して音楽を再生してみたが、机の前の椅子に座っているときも、ちょっと離れたソファでリラックスしているときも、同じような音場で楽曲を聴くことができた。PCとの間に音を遮る障害物がなければ、部屋のどの場所からでも迫力あるサウンドを楽しめそうだ。

実際に机の上に設置してさまざまなコンテンツを再生してみたが、音が360度に広がるため部屋のどの場所からでも満足できるサウンドを楽しめた

実際に机の上に設置してさまざまなコンテンツを再生してみたが、音が360度に広がるため部屋のどの場所からでも満足できるサウンドを楽しめた

 ノートPCの内蔵スピーカーや外付けスピーカーだと、本体の向きや角度などを工夫しないと音が貧弱に聴こえることがある。一方「HP Pavilion Wave 600」のように特別配置を意識しないでもこれだけのクオリティでサウンドを楽しめるのは大きなポイント。PCで作業しているときはもちろんだが、BGMを流してリラックスしたいとき、家族や友人たちと一緒に音楽や動画を楽しみたいときなど、さまざまなシーンで活躍しそうだ。

 個人的には、リビングの大画面テレビに繋いで動画ストリーミングを鑑賞する際に使ってみたいと思った。一般的なPCだと本体の大きさや設置性、内蔵スピーカーの音質、インテリアとの調和など、さまざまなハードルがあってわざわざリビングで使ってみたいとは思わないが、「HP Pavilion Wave 600」なら本体とテレビをHDMIケーブルで接続するだけで気軽に理想に近い視聴環境を構築できる。

 しかもプリインストールされているユーティリティを使えば、音楽や映画などのコンテンツに合わせたサウンドのチューニングも簡単。最近の動画ストリーミングサービスは4Kのコンテンツも少しずつ増えてきており、強力なグラフィックスを備えた本機なら4K動画も快適に楽しめるだろう。動画を楽しみながらTwitterでつぶやいたり友達とチャットしたりといった、テレビやセットトップボックスなどには難しい使い方も簡単に実現することが可能だ。

プリインストールされているユーティリティの画面。コンテンツに合わせて音質のチューニングが可能。イコライザーも搭載している

ベゼルレスが魅力、23.8型IPSディスプレイ「HP 24er」

 今回「HP Pavilion Wave 600」と一緒に試した外付けディスプレイ「HP 24er」は、フルHDの非光沢IPS液晶パネルを採用した製品。ベゼルレスデザインで23.8インチという画面サイズながら幅539.8mm×奥行き183.6mm×高さ408.9mmというコンパクトさを実現しており、マルチディスプレイ環境を構築するにもぴったり。「HP Pavilion Wave 600」はWQHD(2560×1440ドット)までなら2台のディスプレイに同時出力ができるので、片方のディスプレイでフルスクリーン動画再生しながら、もう片方でWeb検索するなどの使い方も実現可能だ。

外付けディスプレイ「HP 24er」はベゼルレスデザインでとてもコンパクト。HDMIとアナログRGB端子の2系統入力に対応している

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