Neowiz Bless Studioが開発し、ゲームオンが国内サービスを手掛ける新MMORPG「BLESS(仮)」は、韓国ではサービスがスタートしているが、日本国内のサービス開始時期は未定。BLESS(仮)は、大規模な戦争やハイエンドなグラフィックスが魅力となっているが、まだまだ明らかになっていることは多くない。
今回は、Neowiz Bless Studioの金 正浩氏と韓 在甲氏に、BLESS(仮)について色々聞いてきたので紹介したい。
2大勢力が互いに戦争する中で、プレーヤー同士が協力して戦う
BLESS(仮)の世界には、「ハイロン」と「ユニオン」という2大勢力が存在し、互いの陣営の首都を侵攻するために争っている。ハイロンには「ハビヒッツ」「シルヴァンエルフ」「ループス」「フェダイン」、ユニオンには「アミスタッド」「アクアエルフ」「パンテーラ」「イブリス」という種族がいて、プレーヤーはどちらの勢力に所属するかによってどの種族でプレーできるかが決まる。「マスク」と「シレン(未実装)」はどちらの勢力でも選択できる。
種族ごとにスタートする地域が異なり、それぞれの物語がある。プレーを進めることで自分が選択した種族のストーリーを楽しむことができる。なお、同じアカウントで対抗勢力のキャラクターを作成することはできないとのことだ。
また、「ガーディアン」「バーサーカー」「パラディン」「レンジャー」「アサシン」「メイジ」「ミスティック」7種の職業が選択可能(ウォーロックという職業があるが、現在未実装)で、それぞれ近接戦闘や遠距離戦闘、ヒーラーなど戦闘スタイルが異なる。
例えば、バーサーカーやガーディアンは近接戦闘向きで、大勢と戦うときに活躍する職業で、アサシンは対1人の戦闘に特化している。レンジャーとメイジは遠距離戦闘向けで、レンジャーは罠や弓を使用し、メイジは魔法で攻撃する。パラディンとミスティックはヒーラーだが、パラディンは1人を癒し、ミスティックは複数人を癒すことが得意だ。その代わり、パラディンは体力が優れており、タンカーとしての役割もこなす。大規模な戦闘になると、ミスティックもパラディンも必要になってくるという。
BLESS(仮)では、大規模戦闘のほかにプレーヤー同士の協力もMMORPGの重要な要素としてとらえており、それぞれの職業が互いに協力し合うことで戦闘を有利に進められるようになっている。ステータスを振り分けるのではなく、武器や装備によって能力値が変わってくるという。
大規模戦闘からシングルプレーまで!
MMORPGのニーズを満たすコンテンツを用意
BLESS(仮)の最大の特徴は、“戦争”と題される大規模な戦闘だ。プレーヤーはプレーを進めていくと、ギルドに入ることができるようになる。ギルドはメンバーの活躍で影響力のポイントを獲得することができ、土地契約を結ぶことで勢力内部の領地を支配することが可能になる。領地を持つと、300人~400人のプレーヤーが戦う争奪戦「首都争奪戦」に参加することができる。
また、100人対100人で戦う「カーストラ攻防戦」も毎日定期的に発生するという。大規模戦闘のほか、シングルプレーでは、ステージごとにボスモンスターが出現し、倒すと報酬を手に入れることができる「競技場」というコンテンツもある。3人対3人で戦うPVPコンテンツも用意し、自分のキャラクターがどのくらい成長したかを試すことが可能だ。
そのほか、5人もしくは10人のパーティーで進める「ダンジョン」もある。ダンジョンは一般ダンジョンと高級ダンジョンに分かれており、ボスモンスターを倒すことが目的となる。パーティーで戦闘するだけあって、戦略もある程度必要になってくるという。ダンジョンの入り口付近では敵対勢力とのPvPが発生する可能性があるが、一定時間敵対勢力の攻撃があたらないように“平和宣言”するアイテムを用意しているという。
豊富なキャラクターカスタマイズも魅力
キャラクターカスタマイズは、プリセットから選択可能なほか、基本を選択して微調整したり、顔の輪郭や身長、筋肉量などを細かくカスタマイズすることも可能だ。すべての種族で男女のキャラクターが選択できる。種族は、グローバルで汎用的に受け入れられるデザインを目指したとのことだ。
また、150種類を超える乗り物や、400種類超のペット、350種類以上の部下NPCといったコンテンツも存在する。ペットや部下NPCは、武器を強化したり、素材集めをしたりなど、任務に向かわせることができる。
日本でのローンチが、BLESS(仮)の完成を意味する
最後に、金氏は「BLESS(仮)のコンテンツですべてのニーズをカバーするのは難しいですが、なるべく多くのニーズをカバーしたいと思っています。日本でのローンチがBLESS(仮)の完成を意味すると思っているので、1日もはやくプレーできるように頑張っていきたいと思います」とコメント。
韓氏は「BLESS(仮)は、長い期間をかけて開発してきたので、面白いゲームになると思っています。昨今、MMORPGの一番の悩みはプレーヤーの皆さんが長くパソコンの前にすわっていないということですので、長い時間座っていただくために、多彩なコンテンツがあるゲームとして投入したいと思っています」と挨拶した。
BLESS(仮)は現在、日本のプレーヤーに満足してもらうために鋭意調整中とのことなので、続報に期待してローンチを待とう。
※本タイトルは現在開発中のものとなります。
※日本版でのタイトル名称などはすべて仮称となります。
※アイテム名や種族名・クラス名などの固有の名称は変更となる可能性があります。
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