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秋の新製品も勢ぞろい! 人気SIMフリースマホ全カタログ 第1回

デザイン、性能、デュアルスタンバイ、全部望むならこのクラス!

ZenFone 3にMoto Z! 人気SIMフリースマホ全紹介 【高性能機編】

2016年10月22日 15時00分更新

文● ドロイドさん(アスキースマホ総研

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10コアCPUにDSDS対応!
FREETELのフラグシップ機第2弾「SAMURAI 極2」

 「高性能+安価」なSIMフリースマホを提供するFREETELから、2世代目のフラグシップ機「SAMURAI 極2」が発表された。発売は12月。前モデルのリリース時点よりも1万円高い、税抜4万9800円という価格だが、そのぶん性能は非常に高くなっている。

シルバーのメタル筐体を採用する

 ディスプレーはWQHD解像度の5.7型有機EL、CPUは国内では初の10コアとなるMediaTek製「Helio X20 MT6797」、4GBメモリー、64GBストレージ、16メガカメラ(イン8メガ)、3400mAhバッテリーなど。OSはAndroid 6.0だが、早期のアップデートも予定しているという。また、イマドキのフラグシップ機らしく、DSDSにも対応する。

10コアCPUの性能がどれほどか、発売が待ち遠しい

 筐体は、ミドル機の「SAMURAI REI(麗)」に比較的近い薄型のメタルボディーで、背面はシンプルなシルバー。また前面下部に、タッチ式指紋センサーと一体化して、ボタン1つでAndroidのメインキーの役割を担う「FREETELボタン」もある。

グーグルの空間認識技術「Tango」に対応!
スマホの少し未来が体験できる、レノボ「PHAB 2 Pro」

 モトローラを傘下に持つレノボだが、6.4型ファブレット「PHAB2 PRO」はLenovoブランドでリリースされる。これはただのAndroid機ではなく、グーグルが現在開発を進めている空間認識技術の「Google Tango」採用スマホの第一号、かつ現時点で唯一対応した、ある意味実験的な端末だ。

Tango対応のレノボ製端末がなんと日本上陸

 Tangoに対応するべく、背面には通常の16メガカメラのほかに、深度カメラ、魚眼カメラを搭載。カメラに映し出された空間そのものや奥行などを認識し、新世代のARアプリなどを動作させることができる。

 スマホとしてのスペックは、WQHD解像度の6.4型液晶、独自のカスタマイズが施されたSnapdragon 652、4GBメモリー、64GBストレージ、4050mAhバッテリーなど。本体サイズが大きく(重量も約259gとタブレット並)、国内向けの対応周波数も少なめなので、スマホとしての普段使いはやや厳しいかもしれない。グーグルが開発している、スマホの未来に興味があるユーザー向けの端末だろう。

他のスマホにはないハードQWERTYキーが最大の特徴
Android搭載の「BlackBerry Priv」

 自社OSによる独自の世界を築いてきたBlackBerryのAndroid搭載スマホ。それが「BlackBerry Priv」だ。国内正規代理店による販売が行なわれている。

 端末をスライドすると、QWERTY配列の4列ハードキーが登場。Android用のアプリはもちろん、BlackBerryならではのメッセンジャーやメールアプリも利用可能だ。

 主なスペックはWQHD解像度の5.4型有機EL、6コアのSnapdragon 808(1.8GHz+1.4GHz)、3GBメモリー、32GBストレージ、Android 5.1など。ドコモXiの3周波数に対応するなど、国内での利用にも問題はない。

今年はSIMフリー版もお手頃価格
特にSEは値下げでさらに買いやすいiPhone

 日本国内で購入可能な高性能のSIMフリースマホと言えば、SIMフリー版のiPhoneを忘れてはいけない。Apple Storeでは、今秋登場したiPhone 7/iPhone 7 Plus、そしてiPhone SEが用意されている(iPhone 6s/iPhone 6s Plusも購入は可能)。

SIMフリー版iPhoneも3モデルが購入可能だ

 SIMフリー版iPhoneの魅力は対応周波数の多さ。iPhone 7世代ではFeliCaへの対応の関係で日本向けの専用モデルが用意されたが、ネットワークの対応周波数は海外版と基本的に同じ。世界で用いられる主要周波数はほぼサポートしているので、海外を飛び回って利用するビジネスマンなどには心強い存在となる。

 また、円高の進行によって、今年はかなり価格が下がっている。iPhone 7の32GB版であれば、税込でも7万円台で購入可能。またiPhone SEは4万円台となっており、これなら買えるという人も多いはず。

NexusあらためPixel
グーグルのSIMフリースマホはどこに!?

 前回までの「人気SIMフリースマホ全カタログ」にあって、今回消えた端末がNexusスマホだ。2015年リリースのNexus 6P/5XはすでにPlayストアでの販売は終了している。2016年モデルは海外では「Pixel」として発表されており、5型と5.5型の2モデル。最新OSのAndroid 7.1とともに、Snapdragon 821を搭載するなど、非常にハイスペックな端末だ。

 しかしながら、国内での販売は行なわれていない。というのも、昨年は日本も入っていた一次出荷国のリストから外れたためだ。しかし、Pixelの対応ネットワークを見るとドコモ網での利用を意識した周波数が含まれているのも事実。早期の日本での発売に期待したい。

 第2回は今回の特集で最も台数が多い【ミドルハイクラス編】をお届けする。3~4万円台の価格でフルHD解像度やオクタコアCPU、指紋センサーまではほぼ当たり前。さらにDSDS機能を搭載するモデルまで現われている。世界的に見てもこの価格帯での競争が激しく、魅力的な製品がたくさん登場しているのだ。次回をお楽しみに!


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