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信頼もコスパも大事! Kingstonのビジネス向けSSDを試す

2016年10月22日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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高負荷でも温度の不安はナシ

 NVMe SSDと違って温度に不安のないSATA SSDだが、念のためOS起動後10分間なにも行なわなかったアイドル時と、「CrystalDiskMark 5.1.2」のデータサイズ16GiBを3回連続した高負荷時を確認してみた。

 なお、「KC400」はメタル筐体に熱を伝える熱伝導シートがコントローラー部にしか備わっていない。NANDフラッシュメモリーの温度も気になるところなので、チップに接触型温度計を取り付けてNANDの温度も計測している。

SSD温度(単位:℃) ←better

 S.M.A.R.T.で読み取った温度は、アイドル時で28度、高負荷時でも最高41度に。バラック状態だが、まったく不安なく使える温度と言える。

 NANDチップも同様で高負荷時でも37.7度になっている。NANDチップは、基板むき出しの状態で計測しているため、筐体に収まっている状態では温度は上昇すると思われるが、まず問題ないだろう。

データ保護機能と安定したアクセス性能の
「SSDNow KC400」はイチオシ

 「SSDNow KC400」シリーズは、用途を選ばない高速なアクセス性能が実測で判明したうえ、MLC採用SSDのなかでも手ごろと言える価格帯で、なかなか魅力的。

 さらに、ビジネス向けをうたうデータ保護機能に、TLC採用SSDを大きく上回る総書き込み可能容量(TBW)があることから、企業への導入に足る信頼性を確保しているといえる。耐久性や安定性を重視する人にオススメSSDと言えるだろう。

ビジネス用途はもちろん、耐久性や安定性を重視する人にオススメできる「SSDNow KC400」シリーズ

 ただ、問題もある。それが秋葉原でも在庫を持っているショップが見当たらないため、即購入、導入とはいかない点だ。Kingstonウェブサイトの「SSDNow KC400」紹介ページから取り扱っている(取り寄せできる)ショップを確認できるので、購入時はチェックしよう。

【関連サイト】

【機材協力】

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