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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第236回

ATOK&Wi-Fi対応のデジタルメモ「ポメラ DM200」を活用する技

2016年10月13日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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フルサイズキーボードとATOKで快適に文章入力ができる

 キーボードはJIS配列キーボードで、キーピッチは17mmを確保。キー配列は普通だが、一般的なキーボードと比べると数字キーの位置が左に寄っている感じだ。キーの縦は15.5mmだが、特に狭くは感じない。キーストロークは1.2mmと浅めだが、これは仕方がない。その代わり、タイプ音はとても静かだ。メカニカルキーボードを使っているユーザーなどは少し物足りないかもしれないが、外出先の喫茶店や図書館で利用することを考えればぴったり。また、剛性感があるとまでは言わないが、タイピングしていてキーボードがたわむようなこともない。これは一般的なパンタグラフ構造ではなく、V字ギアリンク構造を採用しているおかげでもありそうだ。

一般的なキーボード配列。数字キーの位置がやや左よりなうえ、スペースキーが小さいのが気になった

端末を開いて約5秒でテキストを入力できるようになる

 日本語入力システムには、ポメラ向けに最適化された「ATOK for pomera [Professional]」を搭載している。「さくらのはながさきました。」という入力では、前モデルまでは「桜のは長崎真下。」となっていたが「DM200」では「桜の花が咲きました。」と正確に変換される。「kittte」と誤入力しても、「切手」と入力してくれる支援機能も助かる。しばらく使ったが、普通に賢い日本語入力システムと感じた。「明鏡国語辞典MX」と「ジーニアス英和辞典MX」「ジーニアス和英辞典MX」に加え、類語辞典の「角川類語新辞典.S」も収録。文章入力を支援してくれる。また、フォントは「UD新ゴR」と「UD黎ミンR」を採用。美しい文字で文章を入力するのはやっぱり気持ちがいい。

 PCのようなショートカットキーを使えるのも大きなポイント。コピーやカット&ペーストできるのは文章作成の際にとても役に立つ。このあたりは、スマホにはない操作性と言えるだろう。

賢い「ATOK for pomera [Professional]」

「角川類語新辞典.S」をはじめ4種類の辞書を搭載

フォントが読みやすいのは快適だ

多数のショートカットキーを利用できる

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