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Zoomで変わる! 導入企業事例

Zoom活用事例:株式会社マクロミル

4500名規模のオンラインイベントと年100回のウェビナー マクロミルのマーケティング施策を支えるZoom Webinars

文●大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

提供: ZVC JAPAN

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 日本のオンラインリサーチ市場をリードし、現在ではデータ利活用のコンサルティングや戦略設計、インサイト抽出などのビジネスも展開する株式会社マクロミル。大規模なオンライン年次イベント「マクロミルカンファレンス」やウェビナーのプラットフォームとして、Zoom Webinarsを採用しています。今後はZoomを用いた「データ分析」「AIによる業務省力化」への期待もあるようです。

 「Build your Data Culture」というコーポレートビジョンを掲げ、クライアント企業における「データに基づいた意思決定」を支援するビジネスを展開する株式会社マクロミル。現在ではオンラインリサーチ(ネットリサーチ)だけでなく、データ利活用のコンサルティングや戦略設計、インサイト抽出といったサービスも提供しています。

 そんな同社が、毎年オンラインで開催している年次イベントが「マクロミルカンファレンス」です。マーケティング専門家の知見と実践が学べるイベントとして、その規模は着実に拡大しており、2025年の参加登録者は4500名を超えました。

 このマクロミルカンファレンスや、年間およそ100回開催されているウェビナーの運営で活用されているのが「Zoom Webinars」です。配信トラブルが少ない信頼度の高さや、参加者にも利用が普及している点が評価され採用されましたが、今後はさらに「データ分析によるイベント内容の改善」や「イベント運営業務の省力化」にも期待しているといいます。

 マクロミルでカンファレンスやウェビナーの運営に携わる、同社マーケティングユニットの橘 亮介氏、平林千奈氏に話をうかがいました。

株式会社マクロミル 事業企画本部 マーケティングユニット シニアマネジャーの橘 亮介氏(右)、同ユニット イベントマーケティングスペシャリストの平林千奈氏(左)

「データ利活用の伴走支援」へとビジネス領域を拡大

 マクロミルは、日本のオンラインリサーチ市場を黎明期からリードしてきた企業です。

 マクロミルが創業した2000年は、ちょうど日本でもインターネットが一般に普及し始めたタイミングです。低価格/短納期を実現したオンラインリサーチは、多くの企業ニーズをつかみ、同社も急成長を遂げました。それから25年以上が経った現在でも、マクロミルは市場を牽引する存在であり続けています。

 さらに、近年のマクロミルは「Build your Data Culture」というコーポレートビジョンを掲げ、これまで培ったデータ利活用スキルを生かす新たなビジネス領域への拡大も進めています。具体的には、データ利活用のコンサルティングや戦略設計、インサイト抽出などのサービスを通じて、クライアント企業のデータ利活用を伴走支援するものです。

 マクロミルでマーケティングユニット シニアマネジャーを務める橘 亮介氏は、こうした新たなビジネスの目的を、次のように説明します。

 「もともとリサーチデータを扱ってきた企業ですから、“データネイティブ”な人材が数多く在籍しています。そのスキルとノウハウを生かして、クライアント企業におけるデータ利活用の環境整備、組織文化の醸成を支援し、クライアントのビジネス成長に貢献していきたいと考えています」(橘氏)

年次イベントとウェビナーには年間で数万名が参加

 こうして事業領域の拡大を進めるマクロミルですが、やはり“マクロミル=ネットリサーチ”という旧来のブランドイメージが強く、同社の変化や新たなビジネスへの認知はまだまだ薄いと橘氏は指摘します。

 そこで、年次イベントのマクロミルカンファレンスにおいても、同社の新たなビジョンやビジネスを広く理解してもらうことが開催目的のひとつになっています。同社でイベント全般をディレクションする平林千奈氏は、次のように話します。

 「ネットリサーチのイメージが強いマクロミルですが、現在は事業領域を拡大していることを知っていただきたい。マクロミルカンファレンスが、お客さまのパーセプションチェンジ(認識変化)のきっかけになればと考えています」(平林氏)

マーケティング専門家が多数登壇する「マクロミルカンファレンス」(画像出典:マクロミル)

 この年次カンファレンスに加えて、同社ではウェビナーを年に100回ほど開催しています。ウェビナーには1回あたり50~500名が参加しており、カンファレンスと合計すると、年間で数万名が同社のオンラインインベントに参加していることになります。

 「コロナ禍の前後で比べると、コロナ禍以後はウェビナーの開催数が数倍に増えました。以前は対面形式のセミナーだったものを、オンライン化したことがきっかけです」(橘氏)

 ウェビナーは、対面形式のセミナーよりも運営負荷、参加する側の負荷の両方が低いのがメリットです。コロナ禍以後、“リアルイベントへの回帰”が叫ばれるようになりましたが、それでもウェビナーの数自体はむしろ増え続けるだろう、というのが橘氏の予想です。

信頼性と使いやすさで「Zoomは圧倒的なブランド」

 マクロミルカンファレンスやウェビナーのライブ配信には「Zoom Webinars」が採用されています。前述したとおり、同社ではコロナ禍をきっかけに対面形式のセミナーからウェビナーへと移行しましたが、そのタイミングでZoomを選択しました。

 「当時はちょうど会議がリモートに切り替わり、日本でもZoom(Zoom Meetings)が一気に使われ始めた時期です。すでに皆が使い慣れていて、トラブルが少なく信頼できるシステムであることも実感していたので、ウェビナーもZoomが適しているだろうと判断しました。ほかのツールとも比較しましたが、“Zoom一択”で決まったと記憶しています。それだけZoomは圧倒的なブランドでした」(橘氏)

 “誰もが使い慣れている”というZoomの特徴は、あまり目立たないものの、実はイベントの運営側としては大きなメリットになっていると言います。

 「Zoom Webinarsでイベントを開催していて、参加者の方から『どうやって入ったら(オンライン参加したら)いいですか?』というお問い合わせをいただいたことはありません。もしも、数千人規模のカンファレンスでそんなお問い合わせがひんぱんに来てしまったら、対応は大変だろうと思います」(平林氏)

 さらに、イベントによっては登壇者がリモート出席するケースもあります。そんなときでも、Zoomならばあらためて使い方を説明する必要がなく、安心してイベントが進行できると平林氏は話します。

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