いやあ、iPhone 6s PlusからiPhone 7 Plusに変えて以来、ますますコンデジの出番が減っている今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
純粋に画質だけをみればハイエンドコンデジの方がずっといいのだけれども、iPhoneは「あっ」と思ったときすぐ手元にある、操作が簡単、デジカメに比べてはるかに画面がデカい、撮影場所が記録されるのが何かと便利、その場でさっとレタッチしてInstagramに上げられる、帰宅してWi-Fiにつなげば自動的にクラウドに写真が転送されてパソコンですぐ見られるから転送の手間がない、などなどスマートフォンならではの1台ですべて解決、的な総合力に軍配があがるのだ。
冒頭写真は近所の喫茶店の猫。
いや正確にいうと違う。先日、このお店の人と話をしたところでは、飼っているわけではないらしい。だからお店には入れないし、中に入りたそうに見えるけど入ってはこないのだそうな。
その微妙な距離感がまた猫らしくてよいですな。
人を怖がらないので近づけるのだけど、ここはiPhone 7 Plusの望遠カメラで狙ってみたのである。
いちいちカメラを持って行かない近所の買い物でもiPhoneはポケットに入っているのである。
だから、撮る方も撮られる方も構えないで、隙間にそっと生きてる猫の姿を記録できるのだ。
古い木造のおうちのほんのちょっとした段差で気持ちよくお昼寝してるハチワレとか。
わずかな晴れ間、アパート前にとめてある自転車の下で日向ぼっこ昼寝してる地域猫とか。

ちょっと寝ぼけた様子でこっちをうかがっている地域猫。昼寝の邪魔してすまんかった。これも普通のスマートフォンだとなかなか撮れない写真。これ以上近づくとびっくりして逃げちゃうし(2016年9月 アップル iPhone 7 Plus)
iPhone 7 Plusの望遠側カメラって56mm相当なのでいうほど望遠じゃない。むしろ標準レンズといっていいくらいだが、けっこうほどよく空間を切り取れる画角なのである。
ほどよくって言い方はわかりづらいけど、広角側カメラって28mm相当で(ほかのスマートフォンのカメラもそれに近い)、広い範囲は撮れるけどちょっと遠近感が強く出てパースがついちゃう。
58mmくらいだとパースがつかなくて四角く切り取る感じになる。

この連載の記事
-
第844回
デジカメ
麻布台ヒルズ界隈がかつて谷地だった頃に撮った懐かしい猫写真を発掘してみた -
第843回
デジカメ
小型・軽量なソニー「α7C II」を購入したのでそのまま猫を探しに撮影散歩へ -
第842回
デジカメ
カメラリュックの紐をめぐる猫たちの争奪戦が面白くてひたすらシャッターを切った -
第841回
デジカメ
アクリルボウルとボールで戯れる猫は面白い! その一部始終を上から下から撮り続けた -
第840回
デジカメ
100万円オーバーの中判カメラ、富士フイルム「GFX100 II」で撮る秋の“まったり猫” -
第839回
デジカメ
「iPhone 15 Pro Max」の5x望遠カメラは予想以上に猫撮り向けだ -
第838回
デジカメ
「iPhone 15 Pro Max」のポートレートモードでひたすら前後をぼかして猫撮影してみた -
第837回
デジカメ
ニコン「Z f」はクラシカルな見た目ながら猫AFもレスポンスも優秀で撮っていて楽しい -
第836回
デジカメ
最新のパナソニック「LUMIX G9PROII」とLEICAレンズでモノクロの猫写真を撮ってみた -
第835回
デジカメ
ソニー「α7C II」は猫スナップに最適なAF・画質・コンパクトさを備えた一台だ -
第834回
デジカメ
100円ショップで買った猫用おもちゃに“飛びつく瞬間”をいろいろ撮ってみた - この連載の一覧へ